Excelは特定の文字や数字を入力すると、自動的に書式設定を行います。 これはほとんどの場合理にかなっています。しかし、場合によっては非常に煩わしいこともあります。ユーザーは「スタート」→「書式」→「セルの書式設定」で、希望する書式設定に戻さなければならないからです。ありがたいことに、Excelには不要な自動機能を無効化できるオプションがいくつか用意されています。
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不要な自動機能を無効にする方法
これらの設定は、「ファイル」>「オプション」>「データ」の「自動データ変換」セクションで確認できます。これには以下の機能が含まれます。
先頭のゼロを削除して数値に変換します。たとえば、 セルに値 0009 を入力すると、Excel では自動的に 9 に省略されます。
長い数値の最初の 15 桁を保持し、科学的記数法に変換します。たとえば、セルに数値 3520345723544235874452337844560238967 を入力すると 、Excel はそれを 15 桁に切り捨て、3.52034572354423E+36 の形式で科学的記数法で表示します。

多くの場合、Excelは入力時に自動的に変換を行います。比較的新しい一連のオプションを使用することで、これを防ぐことができます。
IDG
文字「E」の前後の数字を科学的記数法の数値に変換します。Excelは、文字「E」を含むすべての文字列を科学的記数法の数値に変換します。例えば、「44E88」と入力すると、セルの内容は「4.4E+89」に変換されます。
連続する文字と数字を日付に変換します。入力した 01-03- 24 は、スプレッドシート上では 01.03.2024 になります。
テキストまたは数字を入力して挿入するときにこれらの自動変換を防ぐには、対応するオプションの前にあるチェックマークを削除します。
また、 「.csv ファイルまたは類似のファイルを読み込むときに、自動データ変換を通知する」オプションを使用して、 CSV ファイルを開いたときにワークシート上のすべての変換について通知するように指定することもできます。
この記事はもともと当社の姉妹誌 PC-WELT に掲載され、ドイツ語から翻訳およびローカライズされました。
著者: Roland Freist、PCWorld寄稿者
Roland Freist は、Windows、アプリケーション、ネットワーク、セキュリティ、インターネットに関連するトピックを扱うフリーランスの IT ジャーナリストです。