
先週のメロドラマを見逃した方のためにお伝えすると、PlayStation Phoneとされるデバイスの写真がリークされました。報道は大騒ぎとなり、ソニーは猛反撃に出ました。当初は写真は偽物だと言い放ちましたが、その後、予想通り曖昧な「ノーコメント」というコメントに修正しました。この騒動は(まあ、ほぼ)終結し、最初のリーク元となったテクノロジー系ブログEngadgetが「ああ、本当だよ」と擁護・反論することで幕を閉じました。
もうほぼ終わり?先週の決算説明会で、ソニーの最高財務責任者(CFO)である加藤勝氏が、ある意味その携帯電話の存在を認めた。PlayStationフォンではないが、何らかの携帯電話だ。まあ、彼は日本で携帯電話ゲーム市場が成長していると言っただけだ。そして、ご存知の通り、ソニーは携帯電話が好きだ。
「PSPの新製品(の噂)については、先ほども申し上げたとおり、いつ新製品を発売するかをお聞きしているわけではないことは承知しておりますが、携帯電話を基盤としたゲーム市場があり、ゲーマー向け製品の分野では任天堂だけでなく当社でも多くの変化が見られております」と加藤氏は通訳を介して述べた。
「そして、スマートフォンや携帯電話向けのゲーム市場も日本では大変人気があります。つまり、市場自体が拡大しているということです。」
加藤氏は、具体的な内容には触れなかったものの、スマートフォンやタブレットへのゲーム配信には大きな課題があると述べた。さらに、PlayStation Phoneのハイブリッド化についても言及し、ゲームと電話事業は「社内で別々の部門で計画される予定はない」と明言した。
なるほど、当たり前のことを予測するなんて、よくもまあ、私たちですね。ソニー、マイクロソフト、任天堂の3社は、もう随分前からこの種のデバイスについて考えていたはずですし、おそらく試作もしていたはずです。PlayStation Phoneについて初めて耳にしたのはいつだったでしょうか?2007年11月。そして2008年6月にも。そして2009年1月にも(つまり、終焉の噂ですが)。それから何年も経った今でも私はまだ気になっていますが、皆さんもきっと私と同じように、不格好なモックアップや、今となっては一体何段階なのかもわからないプロトタイプの写真で、その存在を仮定しているという話にはうんざりしているでしょう。