昔のコンピューターは今よりもずっとうるさかったんです。ハードディスクの回転音やファンのガタガタ音だけではありません。電源を入れるたびにブーーーーという音やビープ音まで聞こえていたんです。
クラシックな PC ハードウェアの音が懐かしいけれど、 Doomで 1 秒あたり 1,000 フレーム未満のフレームしか得られないマシンに切り替える気はないという場合は、この M.2 の小物がぴったりかもしれません。
日本のオンラインショップ「家電研」は、1982年に日本で初めて販売されたNEC PC-9800シリーズの特徴的なビープ音を発するスピーカーを内蔵したM.2モジュールを販売している。
NECは20年間の発売期間中に1,800万台以上を出荷し、同じハードウェアの一部はAPCシリーズとして海外でも販売されました。ですから、この懐かしい起動音に懐かしさを感じる人がいるのも無理はありません。
Tom's Hardwareがこのガジェットを発見しました。2280フォーマット(長さ80mm)ですが、必要に応じて30mmまで短縮でき、ノートパソコンやSteam Deckのような小型デバイスに収まります。もちろん、Steam Deckに取り付ける必要はありません。このガジェットを使うには、M.2スロットに空きが必要です。(この心地よいビープ音が、OSやWi-Fiカードよりも重要な場合は別ですが。)
スピーカーモジュールを搭載しているため、標準的なM.2カードよりも数ミリ高くなりますが、デスクトップマザーボードであれば、この高さは問題になりません。PCIeバスリセット信号を使ってビープ音を鳴らすので、ほぼすべてのコンピューターで初回起動時またはリセット時に動作するはずです。
少量生産のこのデバイスは2,880円(約18米ドル)で販売されています。ただし、日本国外で入手する場合は、送料と輸入手数料でそれ以上の費用がかかる可能性があります。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。