画像: Valve
Steam Deckは売上チャートを席巻していると言われていますが、Valveが現状に甘んじているわけではありません。本日、同社は携帯型ゲーム機Steam Deckの初のメジャーソフトウェアおよびファームウェアアップデートをリリースし、独自のLinuxベースゲームOSに多数の改良を加えました。このアップデートは現在、Steam Deckユーザーに配信中です。
ユーザーにとって最も目に見える変更点は、Steam Deckにはなかった新しいログイン画面です。ユーザーは6桁のPINコードを設定できるようになり、タッチスクリーンまたはガジェットのゲームコントローラーから入力できます。これはWindowsやChrome OSのPINログインよりもはるかに機能的に見える、洗練された実装です。ロック画面は、起動時、デバイスのスリープ解除時、デスクトップモードへの切り替え時、またはこれらの組み合わせで表示するように設定できます。
インターフェースの調整は他にも多数あります。特に注目すべきは、SteamOSがSteamボタンを押すことでゲームインターフェース内の複数のウィンドウを切り替えることができるようになったことです。これは、SteamのProton互換レイヤーで動作する、より複雑なWindowsベースのゲームで特に便利です。Steam OSでは、タッチスクリーンキーボード入力が新たに21言語(今後さらに追加予定)にローカライズされ、Steam実績のインターフェースもより最適化されました。
細かな調整としては、アイドル時および低電力時のバッテリー駆動時間の改善、パフォーマンスタブでのフレームレート上限の撤廃、デバイスを実際に充電するためのワット数が不足しているUSB-C充電器に関する新しいアラート、USB-CドックとSDカードのサポート強化などが挙げられます。また、SteamデッキはAMDのfTPM(ファームウェア・トラステッド・プラットフォーム・モジュール)技術のサポートも追加し、Windows 11をデバイスに直接インストールすることがはるかに容易になりました。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。