Windows 8のタッチ操作中心のMetro版Internet Explorer 10はプラグインフリーですが、オンラインレポートによると、Adobe Flashビデオが引き続き実行できる可能性があるとのことです。MicrosoftはIE10でGoogle Chromeのアプローチを採用し、タッチ操作中心のブラウザにFlash機能を直接組み込むと報じられています。しかし、Metro版IE10ではWeb上のすべてのサイトでFlashが利用できるわけではありません。WindowsブロガーのPaul Thurrott氏とRafael Rivera氏によると、Microsoftは一部の人気サイトのみにFlash機能を拡張する予定です。

この新機能は、6月上旬にリリース予定のWindows 8 Release Previewに搭載される可能性があります。リリースプレビュー(登録必要)のスクリーンショットとされるものがオンラインフォーラムに掲載され、Adobe Flash Playerがシステムに組み込まれていることが示されています。
マイクロソフトは9月、タッチ対応版のIE10は「可能な限りHTML5のみで、プラグインフリー」になると述べた。同社はMetro IE10でFlashが動作しないと明言しなかったものの、その可能性を示唆していた。

「現在Adobe Flashを使用している62%のサイトの多くは、プラグインサポートがないため、既にHTML5ビデオにフォールバックしています」と、MicrosoftのIEチームリーダーであるディーン・ハチャモビッチ氏は述べています。同社はさらに、Active Xコントロールなどのプラグインを必要とするサイトは、引き続きデスクトップ版IEで動作すると述べています。IEのバージョン間の切り替えを容易にするため、Metro IE10には「デスクトップで表示」オプションが組み込まれています。
どうやらMicrosoftは、Flashビデオの視聴にはクイックスイッチボタンだけでは不十分と判断し、Metro IE10にFlashを組み込むことを決定したようです。しかし、少なくともMicrosoftは独自の判断でこれを実行していると報じられています。Flashをブラウザに直接組み込むことで、Metroユーザーがプラグインを更新する手間を省くだけでなく、Adobeの技術に潜むセキュリティ上の懸念にもより柔軟に対応できるようになります。
マイクロソフトが最初に Metro IE10 をプラグインフリーにすると発表したとき、Adobe はブログ記事で、Windows 8 は「Flash を必要とするリッチな Web ベースのゲームやプレミアム ビデオなど、Flash を問題なくサポートする」と予想していると述べた。
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