パナソニックは、タブレット市場への参入を目指すノートパソコンメーカーの長いリストに加わりました。同社は、Androidタブレット「Toughbook」を今年後半に発売すると発表しました。パナソニックの製品で興味深いのは、政府機関や企業向けテクノロジーに特化したパナソニック ソリューションズ カンパニーが開発した製品であるということです。パナソニックはこのタブレットを「エンタープライズグレードのAndroid」と謳っており、第4四半期の発売を予定しています。

パナソニックが企業向けに具体的にどのような製品を提供するかについては発表ではあまり触れられなかったものの、Toughbookタブレットはセキュリティと耐久性を重視した「ビジネスに特化したソリューション」になると明言しました。また、同社は政府機関、現場部隊、中小企業のニーズに対応するタブレットについても直接説明しました。
また、注目すべき点として、ハードウェア仕様の詳細が一切明らかにされていない点が挙げられます。パナソニックは、OS、CPU、メモリ、ストレージ構成については一切言及していません。同社が明らかにしたのは、このタブレットが10.1インチXGAマルチタッチマットディスプレイ、アクティブスタイラスペン、GPS、3G/4G接続機能を搭載するということです。セキュリティはハードウェアレベルで組み込まれており、おそらく現在の自己暗号化ハードドライブやフラッシュドライブに搭載されているセキュリティレベルと同等のものと思われます。
パナソニックがどのような製品を発表するのか、興味深いところです。同社はタブレット市場に精通しており、過去にも高耐久性タブレットPCを発売しています。しかし、当時のタブレットはWindowsを搭載し、垂直市場をターゲットとしていました。企業市場に適したタブレットのニーズはよく耳にしますが、タブレットが破壊的な転換から展開可能なツールへと進化していく様子は、まだ見られません。「まだ」という表現が強調されています。