大企業でもシステム障害に見舞われる可能性があり、インターネットアクセスが常に利用できるとは限りません。こうした要因は、自社システムではなく「クラウド」に重要な情報を保存している人々に、暗い疑念を抱かせます。Gmailは最も広く利用されているメールシステムの一つですが、重要な用途で使用している人なら誰でも、「もしダウンしたらどうしよう?」、あるいは「もしネットに接続できなくなったらどうしよう?」と不安に思うはずです。https://[removed-link]/downloads/file/fid,95682/description.html (30ドル、機能制限付き無料デモ) は、Googleメールを定期的にダウンロードし、ローカルディスクに.zipファイルで保存するという解決策を提供しています。

Gmail Keeper 自体はメールプログラムではありません。Gmail をユーザーの設定に従ってダウンロードするだけです。日付、メールボックス、ラベルでフィルタリングできます。例えば、「仕事」というラベルの付いたメッセージだけ、あるいは過去 3 か月間のメッセージだけをバックアップしたいといったことも可能です。複数のプロファイルを作成して、複数の Gmail アカウントをバックアップしたり、「大規模バックアップ」は月に 1 回、「重要メール」は毎日バックアップしたりすることも可能です。(デモ版では 1 つのプロファイルのみをサポートし、最大 300 件のメッセージを保存できます。)
Microsoft Outlook や https://www.pcworld.com/downloads/file/fid,23161/description.html など、ローカルにインストールされている POP メーラーであれば、これを実現できます。ただし、Gmail Keeper には、Gmail をローカルで送受信したくない場合に有効な代替手段となる便利な機能がいくつかあります。Gmail Keeper はサイズが小さくコンパクトなので、Gmail からメッセージをダウンロードしてアーカイブするだけであれば、メールプログラム全体は必要ありません。ファイルは .zip 形式で保存されるため、容量をほとんど占有しません (各メッセージは .eml 形式で、ほとんどのメールプログラムやテキストエディタで開くことができます)。ZIP ファイルはパスワードで保護することもできます。スケジュールされたバックアップと、日付やラベルなどでフィルタリングされたプロファイルを組み合わせることができるのも、POP 経由でデータを取得して自分で整理するだけの場合に比べてメリットです。
Gmail Keeperでは、バックアップしたメールを復元することも可能です。新しいアカウントやプロファイルへの移行も含みます。これは非常に便利な機能で、あるアカウントから別のアカウントに大量のメールを移動する必要がある場合や、不注意な削除やハッキングによってメールの全部または一部を失ってしまった場合に役立ちます。
Gmail Keeper のマイナス面としては、いくつかおかしな点があります。私のメールボックスには「たった」1700MB程度しか保存されていないと表示されているにもかかわらず、フルダウンロードしようとすると、Gmail Keeper から zip ファイルの 4GB 制限に違反する可能性があるという警告が出ました。おそらく、このエラーは zip 形式の 1 つの zip ファイルのアイテム数が 64K に制限されていることが原因であると考えられます。この制限は GMail Keeper でも説明されています。また、単機能版としては価格がやや高めですが、POP メーラーや Google の「オフラインアクセス」といった安価なツールで、ある程度の機能しか提供されているのに、実際には非常に優れた機能しか提供していません。
POPメールソフトをお持ちでない、あるいは使いたくない、あるいはフィルタリング機能や復元機能が必要、あるいは使いたいと考えているなら、Gmail Keeperは試してみる価値があります。特に出張の多い方にとっては、インターネットに接続できない時でもすべてのメールにアクセスできるというメリットは大きなメリットとなるでしょう。