マイクロソフトは金曜日、同社の最も便利だがあまり知られていないサービスの一つである「Math Solver」が、近々リリースされるブラウザ「Microsoft Edge 91」のアップデートにプレビュー機能として追加されると発表した。
Math Solverは、その名の通り、数式を解いて解答を提示するサービスです。Microsoftの計画では、生徒がブラウザに数式の写真をインポートすると、MicrosoftのAIが問題を解き、解法を自分で導くための指示も表示します。また、生徒が自分で数式を入力できる数学キーボードや、チュートリアルやクイズへのアクセスも含まれています。
しかし、Math Solverは突如として登場したわけではありません。Math Solverは長年、AndroidアプリとiOSアプリとして高い評価を得ており、MicrosoftもMath Solverのウェブサイトを運営しています。オンラインで数式を解くならWolfram Alphaが定番ですが、MicrosoftのMath Solverサイトは、いわば計算過程を分かりやすく表示してくれるという点で、よりユーザーフレンドリーと言えるでしょう。MicrosoftはEdge内でMath Solverがどのように表示されるかの図解を提供していませんが、Math Solverのウェブサイトのスクリーンショットから、その概要を把握することができます。

Microsoft Math Solver ウェブサイトの例題。画面下部で、Microsoft が問題を段階的に解き始めます。
マイクロソフトはブログ投稿で、新型コロナウイルス感染症の流行中に対面式のリソースにアクセスできない可能性のある学生に対応するため、Math Solver を Edge に統合していると述べた。
2つの潜在的な問題点があります。1つ目は、Microsoft Edge 91はまだベータ版であり、来週かその直後まで一般公開されないことです。2つ目は、MicrosoftがMath Solverの存続を保証していないことです。「この機能はプレビュー機能として展開しており、将来的に正式版として提供する可能性を検討中です」とMicrosoftは述べています。
ただし、Edge 91 がリリースされると、Edge 設定メニュー内の「省略記号」メニューからアクセスできるようになります。

Microsoft Edge 内で Math Solver をオンにする方法は次のとおりです。
マイクロソフトがこれを米国の学校の夏休み期間ではなく、学期の早い時期に展開していたら理想的だったでしょう。一方、Math Solverアプリとウェブサイトはどちらも一年中利用可能で、あなたやお子様が数学に苦労している方にとって、素晴らしい教育リソースとなります。