
他人を助けるために作られた手作りのハックを考えるのに、遠い過去を思い出す必要はありません。3月には、東日本大震災の被災者を支援するために作られたオープンソースの着物ランタンを取り上げました。残念ながら、本当に役立つオープンソースのハックが、大衆に見過ごされてしまうこともあるでしょう。そこで、いじくり回すことへの情熱と寛大な心を持つ方には、「Random Hacks of Kindness」がおすすめです。
Random Hacks of Kindness(RHOK)は、Google、NASA、Microsoft、Yahoo!、世界銀行といったテクノロジーの巨人によって2009年に設立され、今なお勢いを増しているようです。そのシンプルな目的は、ボランティアに、最も困っている人々を助けるための巧妙なハックを考案してもらうことです。最も重要なのは、サポート体制です。例えば、開発者が特定のデバイスのプログラミングで問題を抱えている場合、他のプログラマーが問題解決を手伝ってくれるかもしれません。
RHOK のボランティアが開発した注目に値するプロジェクトとしては、昨年のハイチとチリの地震で初めて使用され、家族に大切な人の無事を知らせるテキスト メッセージ サービス「I'm OK」や、ハイチ、チリ、日本で使用されている Google 開発の仮想メッセージ ボード「PeopleFinder」などがあります。
RHOKは、120もの活発なプロジェクト、2000人の登録者(うち実際のボランティアは160人)、そしてハッカソンなどの様々なカンファレンスやイベントを誇り、グループの活動への認知度向上に役立てています。特定のイベントに参加できない場合でも、ご自身でイベントを主催することも可能です。
自分のハッキングスキルを本当に有効活用する方法があるとすれば、まさにこれです。下のビデオで、Random Hacks of Kindnessプロジェクト「PeopleFinder」のプレゼンテーションをご覧ください(音質はあまり良くないので、スピーカーの音量を少し上げる必要があるかもしれません)。
[Engadget 経由の Random Hacks of Kindness | 写真: RHOK Flickr]
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