
日本の慶応大学の科学者たちは、実際の香りを紙に印刷できるプリンターを開発している。この香りのする試みは、一般的なキヤノンのインクジェットプリンターを改造することで実現しているが、このプリンターはインクの代わりに香りのついた液体を紙に噴射する。
同大学の岡田健一氏によると、「インクジェットプリンターの微細な材料パルスを噴射する能力」は香りとその全体的な効果の管理に関して正確な制御を可能にするため、この仕事に最適だったという。
しかし、作業はまだ完了していません。現状では、印刷された香りは長持ちせず、1、2回嗅いだだけですぐに消えてしまいます。さらに、バラの花束であれ腐った食べ物であれ、香りのついた液体を生成するのは途方もない作業です。香りジェットはレモン、バニラ、ミントなどの香りを出力できますが、あらゆる香りを印刷できるマトリックスを開発するのは大変な作業になりそうです。
上記の課題から、香り印刷の実現にはまだまだ時間がかかることは明らかですが、その応用は興味深いものになるかもしれません。香りを嗅ぐことができるメニューはどうでしょうか?印刷工程中に雑誌に香水やコロンのサンプルを添えるなんて?いたずらもたくさんできるでしょう。
香りプリントをどう、あるいはなぜ活用したいですか?コメント欄でアイデアをお聞かせください。ただし、臭いのしないアイデアにしてくださいね。
[NewScientist経由]
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