
CESにおけるIntelのブースは、パーソナルコンピューティングの未来を垣間見る絶好の場所です。今年のCESでは、Intelは32mm Intel Atomプロセッサを搭載したAndroidのプロトタイプを複数展示しました。これらはIntelのアーキテクチャで動作する初のAndroidスマートフォンであり、このテクノロジーの巨人はこれらのプロトタイプを用いて、他のモバイルプロセッサに対するAtomの優位性を実証していました。
ブースに展示されていたのは、実際には市場に出ることのない開発用デバイスでした。プロトタイプはすべてAndroid 2.3(Gingerbread)を搭載し、Intelのモバイルチップセットの性能を披露するためのソフトウェアが搭載されていました。実際にプロトタイプを触ってみて、その動作の速さと滑らかさに驚きました。デュアルコアのスマートフォンでは通常カクツキが出るゲーム「アスファルト6」も、シングルコアのAtomでは問題なく動作しました。
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Intelは、Atomプロセッサがゲームパフォーマンスの向上に加え、ハイパースレッディング(リソース管理の効率化)をサポートし、バッテリー寿命の節約にも役立つと主張しました。プロトタイプのバッテリー駆動時間は動画再生時で約6時間だったとIntelは主張していましたが、このスマートフォンを短時間しか使用していなかったため、その主張を検証することはできませんでした。
AtomプロセッサはGingerbreadでしか動作しないのかと尋ねたところ、IntelはIce Cream Sandwichと将来のOSバージョンすべてをサポートするよう尽力すると回答しました。残念ながら、Intelはまだテストを重ねており、Intel搭載のAndroidスマートフォンがいつ登場するかについては具体的な時期を教えてくれませんでした。

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