
糖尿病の方なら、血糖値を測るのがどれほど面倒か(数値が出る前でさえ!)ご存知でしょう。さらに、指に針を刺して測定する方法は、感染症などの厄介な副作用を引き起こす可能性があります。幸いなことに、大学の研究チームが開発したガジェットがあれば、iPhoneのカメラを使えば、指を刺す手間から解放されるかもしれません。
ノースイースタン大学の研究者たちは、イオンや分子の濃度を測定するナノセンサーを搭載したiPhoneケースを開発しました。このセンサーは蛍光ポリマービーズで作られており、わずか数秒で作製できます。このセンサーは患者の皮膚に「タトゥー」のように埋め込まれます。この技術を用いて、ナノ分子をタトゥー部分に注入すると、ナノ分子が患者の体内のグルコースに付着し、イオンを放出し始めます。
iPhoneに装着した専用の読み取りケースを使い、患者の腕をiPhoneのカメラでスキャンするだけで、血糖値が測定されます。血糖値が高いほど、皮膚上のタトゥーの蛍光色が濃くなります。タトゥーのセンサーは蛍光性なので、特定の光の下では視認できます。
iPhoneケースには、9ボルトの電池、携帯電話のカメラに装着するフィルター、そして異なるレベルの蛍光光を発する3色のLEDが内蔵されています。LEDとフィルターは外光に反応して色が薄くなる可能性があるため、より正確な測定を行うために、まずは患者の皮膚にこの機器を当てます。
研究チームは将来、消費者が簡単に血中濃度を記録できるアプリを開発し、さらに、血液検査が必要な他の症状や、呼吸器系の問題を調べるための酸素濃度など、測定目的の他の物質にもこの新技術を拡張したいと考えている。
まだそういうアプリはないかもしれませんが、iPhoneは生活のあらゆる場面で使えるはずです。Bakebotみたいにクッキーを焼く方法を学習できたら教えてくださいね。
[ノースイースタン大学、TUAWおよびテクノロジーレビュー経由]
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追記:この記事のオリジナル版では、この技術はノースウェスタン大学の研究者によって開発されたとされていました。しかし、実際にはノース・イースタン大学の研究者でした。おっと。ご指摘いただいた方々に感謝いたします。