Googleストリートビューの車があなたの故郷を走り回り、あなたの家(炎上中であろうとなかろうと)を撮影するなんて、想像するだけで不安になるのなら、Googleがあなたの家の裏の森を伐採したり、植物園を自転車で走ったりしたら、どう思いますか?
遅すぎます。Google はそうなるつもりです。
2009年、Googleは「Google Trike」を発表しました。これは、重量250ポンド(約110kg)、全長9フィート(約2.7メートル)、全高7フィート(約2.1メートル)の自転車で、ストリートビュー撮影車と同じ地形測量カメラを搭載しています。Google Trikeの目的は、公園、遊歩道、大学のキャンパス、歩行者天国、動物園、その他のランドマークなど、車が通れない場所を偵察することです。
Googleは現在、トライクから撮影された多数の新しい画像を公開しています。フランスのシヴレ=ド=トゥレーヌにあるシュノンソー城やダブリンの国立植物園などがその例です。これらの写真はGoogleストリートビューでご覧いただけます。
トライクの背景

トライクは、Googleのエンジニア、ダニエル・ラトナーの発明品です。彼はスペイン、バルセロナの自動車通行に不向きな石畳の道を訪れた際に、ストリートビュー撮影車が、人類史におけるあらゆるものをスキャンして記録するというGoogleの明確な意図には不十分であることに気付きました。それは、これまでに書かれたすべての書物、美術館の地形、そしてWi-Fiのパスワードまでも含まれていました。
ラトナー氏は最近サンノゼ・マーキュリー・ニュース紙のインタビューで、多くの人が間違いなく心配しているであろう問題については触れなかった。「Googleはこのデータで何をしているのだろうか? Googleは何をスキャンするつもりはないのだろうか?」 ラトナー氏によると、Googleトライクに対する一般大衆の最も一般的な反応は、石を投げつけたり、汚い言葉で罵倒したりするようなものではなく、「アイスクリームがあるかどうか」ということだという。

この巨大なトライクは重量とサイズが大きすぎるため、通常はサッカー選手などの筋力に優れたアスリートが操縦する。しかし、Googleにとっての論理的な次のステップは、ワファ・バリルや(CES 2011で見かけた)岩佐琢磨のように、人の後頭部に磁石でカメラを取り付け、人類の歩いた一歩一歩をGoogleが記録できるようにすることだ。
私たちが求めているのは、まさにそのような「総合的な報道」ではないでしょうか?