PCWorld の常連読者なら、私が昨年秋に紹介した、Arch Linux と比較的新しい Cinnamon デスクトップ環境を組み合わせた Linux ディストリビューション、Cinnarch を覚えているかもしれません。

当時、Cinnarch はまだベータ版でしたが、最近、その背後にあるプロジェクト チームが、Cinnamon をデフォルトのデスクトップとして使用することを中止する計画を発表しました。その理由として、「今後の保守/更新には負担が大きすぎる」ことが挙げられます。
チームは約束を果たし、今週、GNOME 3 をベースにしたまったく新しい Arch ベースの Linux ディストリビューション、Antergos の誕生を発表しました。
「モダン、エレガント、そしてパワフル」
「『Cinnarch』という名前で前回リリースしてから1ヶ月が経ち、プロジェクトの新しい名称と、ベータ版から最初のリリースがリリースされたことをお知らせできることを嬉しく思います」と、チームは日曜日の投稿で述べた。「このステップを踏むのに十分な安定性が得られました。」

「アンテルゴス」はガリシア語で「過去と現在を結びつける」という意味だと彼らは付け加えた。
このディストリビューションは依然として Arch Linux をベースにしており、使いやすくカスタマイズ可能な「モダンでエレガント、かつ強力なオペレーティング システム」を提供することを目指しています。
4つのデスクトップオプション
Antergos は、デフォルトで GNOME 3 を使用しているだけでなく、以下に示す Cnchi グラフィカル インストーラーでも有名です。これにより、ユーザーは Cinnamon、Xfce、または Razor-qt もインストールできるようになりました。

「なぜKDEではなくRazor-qtなのかと疑問に思うかもしれません」とプロジェクトチームは書いています。「実は、これはQTデスクトップの実験のようなもので、実際にはRazor-qtを選択するとKDEもインストールされます。使用するQTパッケージをまだ決めていないからです。」
Antergosにも多数のバグ修正が組み込まれており、CinnarchユーザーはCinnarchの代替としてAntergosをインストールすることをお勧めします。インストール手順はAntergosのサイトに掲載されており、32ビットおよび64ビットコンピューター用の無料の.isoイメージもダウンロード可能です。