
RIMさん、気をつけてください。モトローラが発表したばかりのMotorola Droid Proで、RIMの企業顧客を狙っています。サンフランシスコで開催されたCTIAのモトローラプレスイベントでこの端末を初めて見ましたが、VerizonのDroidファミリーに新たに加わったこの端末には本当に感銘を受けました。
Droid Proでまず目に入ったのは、BlackBerry風のデザインです。縦型物理キーボードを搭載した初のDroid Proは、片手でのテキスト入力に最適です。数通のメッセージを素早く入力でき、キーボードの使い心地も快適でした。次に気づいたのは、残念ながら、この端末はそれほど目を引くものではないということです。Proは非常に軽量ですが、プラスチックのような質感で、耐久性もそれほど高くありません。あまり長い時間使えませんでしたし、写真からもわかるように、照明がかなり暗かったので、レビュー機が届いたら評価が変わるかもしれません。

キーボード以外にも、Proにはビジネスユーザー向けの機能が多数搭載されています。複数プロファイルに対応したVPNサポート、端末本体とmicroSDカードの両方に対応した強化されたデータ暗号化、内蔵タスクマネージャー(サードパーティ製のタスクマネージャーをダウンロードする必要はありません)、リモートワイプ機能、Exchangeベースのデバイス管理、高度なパスワード保護など、様々な機能を備えています。また、プリインストールされたQuick Officeデバイス管理アプリケーションを使ってドキュメントを編集することも可能です。
そして、このデバイスを巡る噂が予測していた通り、Pro はグローバルな端末であり、世界 200 か国以上で音声通話とデータ通信をサポートする予定です。
1GHzプロセッサを搭載したProは、応答性の点でDroid XやDroid 2と同等です。アプリの起動は速く、Verizonのネットワークではページの読み込みもスムーズでした。3.1インチ、320×480のディスプレイは明るく鮮明でした。
Droid Proは、Androidをエンタープライズプラットフォームとして懐疑的だった多くのビジネスユーザーを、その考えに転じさせる可能性を秘めています。社内にデバイスが届き次第、Droid Proを徹底的にテストする予定ですが、第一印象は圧倒的に良好です。Droid Proは来月Verizonで発売されますが、価格はまだ発表されていません。