予算を立ててそれを守ることは、新年の抱負としてよく挙げられますが、他の多くのことと同様に、言うは易く行うは難しです。しかし、お金の管理を真剣に考えているなら、インターネットには、お金の管理に役立つ新しいサイトやサービスが次々と登場しています。
これらはすべて、オンラインで口座にアクセスできる銀行やその他の金融機関から取引データをダウンロードし、分類することを中心に構築されています。すべての予算管理には、さまざまな種類の支出に支出限度額を設定する必要があるため、取引を分類することは、お金の使い道を把握する上で重要です。
ただし、各サイトはデータの提示方法や、予算の設定とそれに基づいた生活を支援するツールが異なります。最新の機能には、ユーザーの所在地、収入、その他の個人情報に基づいた支出の推奨や、パソコンが手元になくても最新情報を確認できるモバイルアプリなどがあります。
ここでは、5 つの人気のある Web ベースの予算作成サービスのパフォーマンスについて説明します。
ミント
おそらく最もよく知られているWebベースの個人財務管理ツールはMint.comでしょう。Intuitによる買収後、Mint.comはIntuitにとってhttps://[removed-link]/reviews/product/707213/review/quicken_premier_2011.htmlに代わるオンラインツールとなりました。Mintは、対応金融機関の膨大な数（創業者のアーロン・パツァー氏によると約15,000社）と、取引を100以上のカテゴリーに自動分類する機能を誇りとしています。カスタムカテゴリーの作成も可能です。
Mintは取引データを分析して、過去6ヶ月間のお金の使い道を教えてくれます。また、美しく洗練されたグラフを使って、あなたの支出があなたの地域にいる他の人の支出とどのように比較されるかを示します。さらに、特定の目標に向けた貯蓄を支援する計算機も搭載しています。例えば、3年後に住宅の頭金を貯めるには、毎月いくら貯金する必要があるかを計算してくれます。
予算作成に関しては、Mintは他のサービスと同様に、過去のデータに基づいて、指定したカテゴリーの支出限度額を提案します。これらの限度額の調整はご自身で行っていただきますが、Mintはお客様と協力して、その限度額を守ります。
「ほとんどの人は、注意したい問題カテゴリーをいくつか持っています」とパツァー氏は言います。Mintは、例えばレストランや娯楽費、あるいは指定したその他のカテゴリーで支出目標に近づいたり、目標に達したりすると、メール、テキストメッセージ、またはhttps://[removed-link]/appguide/app.html?id=86598&expand=true もしくは https://[removed-link]/appguide/app.html?id=504602&expand=true アプリでアラートを送信し、ユーザーをサポートします。
長所: 優れたグラフィック、経費の自動分類、多数の金融機関との統合、モバイルおよび電子メールアラート
短所: 項目別控除を識別するのにはあまり適していません。できる最善のことは、明細項目の取引を識別するタグを作成することです。
バンドル
新しいサービスの 1 つである Bundle は、最近の支出を分析したり、人口統計データを調べて自分と同じ状況にある他の人がどのようにお金を使っているかを示すなど、さまざまな機能の組み合わせを通じて予算編成に重点を置いています。
予算を作成したいカテゴリーを指定すると、Bundleが算出したベンチマークが表示されます。これは必要に応じて調整できます。Bundleのカテゴリー分けシステムは気に入りました。デフォルトではトップレベルのカテゴリーのみが表示されますが、必要に応じてサブカテゴリーも表示されます。
モバイルでは、Bundleの可愛らしい名前のiPhoneアプリ（https://[removed-link]/appguide/app.html?id=383918&expand=true）を使えば、支出をリアルタイムで管理できますが、本格的なキャッシュマネージャーとしてではなく、Facebookで友達と支出を共有するための設計になっているようです。とはいえ、Bundleのグラフィック（サイトとアプリの両方）はMintよりも優れており、支出を適切な大きさで跳ねる色付きのバブルとしてカテゴリー別に表示し、クリックすると取引内容を確認できます。
長所: 優れたグラフィックと分類システム、人口統計データを含む、iPhoneアプリで悪癖を追跡
短所: iPhoneアプリはお金の管理よりもFacebookを楽しむのに適している
バクファー
堅牢なモバイルサポートを求めるオタクユーザーには、比較的新しいサービスであるBuxferがおすすめかもしれません。このサービスの珍しい機能の一つは、Twitter経由でSMSテキストメッセージでアカウントを更新できることです。ただし、この機能を利用するにはモバイル端末をTwitterに登録する必要があります。また、技術に詳しくない人にとっては戸惑うかもしれないメッセージ形式も覚える必要があります。
例えば、メッセージに「コーヒー 5.45 タグ:ドリンク,コーヒー acct:amex」と入力して送信するとします。Buxfer の翻訳: 「AmEx」のアカウントでコーヒーに5.45ドル使ったので、「ドリンク」と「コーヒー」のタグを付けたい、という場合です。他のメッセージ形式を使えば、口座残高を確認したり、予算目標の達成状況を確認したり、送金や収入を報告したりできます。
テキストメッセージの料金を払いたくない場合は、これらのフォーマットされたメッセージをbuxfer.comの個人メールアドレスに送信できます。Buxferは、iPhone（i.buxfer.com）とBlackBerry端末などのスマートフォン（m.buxfer.com）向けのモバイルサイトも提供しています。
Buxferはカテゴリーを「タグ」と呼んでいます。これは、1つの取引に複数のカテゴリーを割り当てられるためです。この機能は便利ですが、確定申告の際に混乱を招く可能性もあります。例えば、控除が重複してしまうのではないかと心配です。
Buxfer が自動生成するタグを編集できます（私はかなりの数を変更する必要がありました）。その後、タグのルールを作成して、定期的な取引の時間を節約できます。ただし、私のテストでは、タグの編集が遅くなることがありました。
Buxferは、友人やグループ（例えば、費用を分担するルームメイトなど）間での送金を容易にするための、少し変わったソーシャルネットワーキング機能も提供しています。ただし、これらの機能を使用するには、友人や同僚もBuxferに登録する必要があります。
無料のベーシックアカウントは、他の多くのサービスよりも機能が制限されています。証券口座の追跡や、複数のタグに支出限度額を設定するには、有料版にアップグレードする必要があります。幸い、料金はそれほど高くなく、月額2.79ドルから3.79ドルです。
チャールズ・シュワブの当座預金口座をBuxferで設定する際に問題が発生しました。おそらく証券口座にリンクされているためでしょう（Buxferから、投資をサポートする口座にアップグレードする必要があるというメッセージが何度も送られてきました）。しかし、無料のBuxfer Firefoxアドオン「Firebux」をインストールすることで問題は解決しました。
長所: SMSやTwitterで動作する独自のモバイル機能、ソーシャルネットワーキングの統合
短所: ベーシックアカウントには多少の制限があり、カテゴリやタグが分かりにくい場合がある
次のページ: 予算管理に役立つ2つのツール
マネーストランド
MoneyStrandsは、魅力的なグラフィックで収入と支出を追跡できるサイトです。ウィジェットのコレクションが用意されており、オンライン口座からダウンロードした履歴データに基づいて支出限度額を提案する予算モジュールも含まれています。繰り返しになりますが、この機能の有用性は、取引の分類の正確性と完全性に左右されます。
MoneyStrandsはメールアラートのみを送信します。デフォルトでは、通常とは異なる取引を検知すると、その都度メッセージが表示されます。私のテストでは、「通常とは異なる」取引の定義によって、数十件ものアラートが通知されました。ただし、アラートの頻度を調整して、より現実的なアラートにしたり、アラートの数を減らしたりすることも可能です。MoneyStrandsはスマートフォンブラウザ向けに強力なモバイル版を提供しているので、予算目標の達成状況を簡単に確認できます。
長所: 美しいグラフィック、電子メールアラート、スマートフォンでの表示が良好
短所: メールアラートが溜まる可能性がある
繁栄する
Thriveは過去のデータに基づいて予算を提案する機能に加え、請求書、自由裁量での購入、貯蓄への支出配分を変更できる円グラフを備えています。特別なモバイル機能はありませんが、支出目標に関するメールアラートを送信できます。
利点: 便利な円グラフ、電子メールアラート
短所: モバイル機能がない
どのサービスを選ぶべきでしょうか?
これらのサービスのほとんどは、あなたの支出目標を記録し、目標達成に近づいた時や目標を超えた時に通知してくれます。しかし、最終的には、お金をどう配分するのが最善かを決めるのはあなた次第です。そして、その決定を貫くための規律も必要です。
Mintは、幅広い金融機関に対応していることで際立っています。さらに、モバイルデバイス用のアプリも提供しています（Mintブラウザ版はFlashベースなので、iPadでサービスを利用するにはアプリが必要です）。
携帯電話で即座に予算管理をしたい場合は、BuxferのSMS機能が便利です。Thriveはモバイルツールがないため、外出先ではあまり役に立ちません。また、BundleのiPhoneアプリはお金の管理にはあまり実用的ではありません。
どのサイトやサービスを利用するにせよ、分類ルールを洗練させ、カスタマイズするために、最初は少し時間をかける必要があることを覚えておきましょう。優れたサイトは、自動システムでは適切に処理できない定期的な取引を学習して解釈するため、最初の時間投資は後々多くの手間を省くことにつながります。
予算管理ツールは、実際の完全なデータに基づいている場合にのみ効果を発揮するため、現金支出など、自動ダウンロードできない支出も追跡するのが理想的です。支出をリアルタイムで入力できるモバイルアプリは、後で手動で入力するために大量の紙の領収書を集める代わりに、特に便利です。
