Dellは2017年にMicrosoftのSurface Studioに対抗する準備を整えている。
Adobe Maxのプロモーションビデオで、Dellはクリエイティブプロフェッショナル向けのSurface Studio風PCを公開しました。ただし、単なる模倣品ではありません。HPは2年前に初のクリエイティブ向けPC「Sprout」を発表しました。また、Dellは「Dell Smart Desk」(仮称)と呼ぶ製品の開発に約3年を費やしてきたと述べています。Adobe Maxの直後、DellはTwitterで、Smart Deskを1月のコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で正式発表すると発表しました。

Dell の Surface Dial バージョンに対する現在のビジョン。
Smart Deskは、Surface Studioよりも少し複雑に見えます。Microsoftの新しいエンタープライズ製品は、基本的には、長時間タッチ操作をしても快適な角度で置ける大型タブレットです。一方、DellのSmart Deskは、Surface Studioのようなタブレットと通常のコンピューターモニターを組み合わせたものです。Dell版には、2014年から開発が進められているSurface Dialの独自バージョンも搭載されています。一方、HPのSproutは、ホッケーのパックのような操作は必要ありませんが、3D画像作成用のスキャナーを搭載し、プロジェクターと専用の作業台を使ってデスク上で画像を操作できます。
Dell の Smart Desk では、アプリケーションの重要なインタラクティブ部分がデバイスのタブレット部分に表示され、その作業の結果は通常のディスプレイに表示されます。

Dell スマート デスクの初期バージョン。
例えば、ストリートビューモードで地図を見ている場合、実際の地図はタブレット上に表示され、ストリートビューの写真はパソコンの画面上に表示されます。作曲家はタブレット上でキーボードとミキシングツールを操作し、新しい楽曲の様々なトラックはモニター上に表示することができます。
Smart Deskのスペック、正式名称、そして価格についてはまだ何も発表されていません。ただ、DellがCESでSmart Deskを披露し、その際にSmart Deskに関する詳細を発表するだろうということだけは分かっています。
裏話: Dellのスマートデスクは3年計画のプロジェクトですが、今になってティーザーが発表されたのも不思議ではありません。MicrosoftがSurface StudioとWindows 10 Creators Updateを発表した今こそ、間違いなく高額な投資となるであろうこのデバイスを宣伝する絶好の機会です。実際、Windows 10の次期メジャーアップデートで展開される機能や性能を考えると、CES期間中に多くのPCベンダーがクリエイティブプロフェッショナル向けの製品に注力するのも不思議ではありません。