ヒューレット・パッカードは先週提出した法廷文書で、米司法省が企業検索会社オートノミーの103億ドルの買収を捜査中であると発表した。HPはオートノミーが会計上の不正によって企業価値を水増ししたと主張している。

HPが米証券取引委員会(SEC)に提出した10-K報告書によると、同社は買収前に「オートノミーにおける不正会計、情報開示の失敗、虚偽表示」に関連する情報を英国の重大詐欺局とSECに提供したとも述べている。
HPは司法省に調査を要請した
同社は先月、これらの当局に疑惑を伝え、民事および刑事捜査を開始するよう要請したと述べた。提出書類によると、司法省は11月21日にHPに捜査について通知した。
HPは11月に88億ドルの減損を公表した。そのうち約50億ドルはオートノミーの会計不正に起因する。この減損はのれんの減損によるもので、のれんとはブランド価値や良好な顧客関係といった無形資産を指す。
5月にHPを退社したオートノミーの創業者マイク・リンチ氏は、HPの主張に激しく反論し、金曜日に厳しい非難声明を発表した。
「これらの申し立てについては、引き続き強く否定します」とリンチ氏は述べた。「オートノミーズの財務諸表は、適用法令に従って適切に管理され、デロイトによる完全な監査を受けており、デューデリジェンス手続き中はHPが閲覧可能でした。」
リンチ氏は、自身とオートノミーの同僚は規制当局からまだ連絡を受けていないと記した。「いかなる調査にも協力し、当社の立場を説明する機会を楽しみにしています」と記した。
HPは、リンチ氏の退任後に元経営陣の幹部が名乗り出たのをきっかけに、2011年10月に完了したオートノミー買収についてさらに詳しく調査するようになった。
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