
ハッカー集団アノニマスは月曜日、政府請負業者への攻撃を継続し、軍事請負業者ブーズ・アレン・ハミルトンから9万件の軍の電子メールアドレス、パスワード、その他のデータを公開した。
同グループは190MBのトレントを公開したが、eWEEKによると、これには「米国中央軍、特殊作戦軍、海兵隊、空軍施設、国土安全保障省、国務省、その他の民間請負業者の職員のログイン情報」が含まれているという。
航海にちなんだ表現で少し巧妙なことを言ったアノニマスは、同社のサーバーの1つにセキュリティが欠けていたことに衝撃を受けたと述べた。
「この仕事なら、最新鋭の戦艦で近海を航海するだろうと予想されますよね? 彼らの船がちっぽけな木造の艀だと知った時、私たちと同じくらい驚かれるかもしれませんね」と、このグループはパイレート・ベイで述べた。
同グループは、同社のサーバーの1つで基本的に「セキュリティが全くない」状態に遭遇したが、データを盗み出し、4ギガバイトのソースコードを削除し、攻撃対象となる他のシステムに関する情報を見つけることができたと述べた。
これは、このグループが1週間以内に政府の請負業者に対して行った2度目の攻撃だった。
その他の攻撃
7月8日、同グループはIT請負業者IRC Federalのウェブサイトを改ざんし(Ars Technicaにそのやり方に関する詳細なレポートが掲載されている)、データベースと個人メールを「削除」し、「哀れなWindowsボックスを乗っ取る」ことで、同社に「核廃棄物を撒き散らした」と主張した。
アノニマスの行動は過激ですが、彼らは大義名分を持ったハッカー集団と呼ばれています。つまり、金銭目的でシステムに侵入するのではなく、主張を表明するために標的を狙うのです。
最近、このグループはアリゾナ州警察のウェブサイトを改ざんし、州の厳格な移民法に抗議するデータを公開しました。6月には、トルコ政府のウェブサイトを攻撃し、インターネット利用者のフィルタリング制度の導入に抗議しました。また、同様の目的を持つ人々のために、関連政党の設立を推進する計画も発表しています。