買収を発表してからわずか数週間後、マイクロソフトはPerceptive Pixel (PPI)の買収を完了した。マイクロソフトはPPIの大型マルチタッチディスプレイを活用して、コラボレーション、会議、プレゼンテーション製品の強化を計画している。
PPI はオフィス部門の一部となり、その創設者であり社長兼 CTO である Jeff Han 氏は、同部門の社長 Kurt DelBene 氏に直属するゼネラルマネージャーに就任すると、Lync のゼネラルマネージャーである Giovanni Mezgec 氏が月曜日のブログ投稿で述べた。

7月9日にこの取引が発表された際のインタビューで、メズゲック氏は、コラボレーションと生産性の市場には会議の実施方法を変える「大きなチャンス」が存在すると語った。
当時同氏は、大型のタッチスクリーンディスプレイを職場の「主流」にすることで、労働環境を「根本的に」変えることができると述べた。
その点では、マイクロソフトは、仮想会議の改善を目的としたビデオ会議およびテレプレゼンス製品のラインを長年提供してきたシスコと競合することになるだろう。
Cisco は現在、これらの製品を他のエンタープライズ コラボレーション ツールと統合する作業を進めています。
PPI の大型ディスプレイは壁に掛けることができ、ハンドジェスチャーやスタイラス ペンで使用できます。
マイクロソフトがメズゲック氏をこの取引について話す責任者として選んだという事実は、PPI 製品がまず第一に、インスタント メッセージングとプレゼンス、ウェブ ミーティング、ビデオ会議、IP テレフォニーを提供する Lync と統合されることを明確に示しています。
PPI技術は、タッチ入力とスタイラス入力に対応したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにWindows 8でMicrosoftが再設計したWindowsユーザーインターフェース「Metro」にも適合しています。Windows 8は10月末に正式リリースされ、その時点では新OSを搭載したデバイスも登場し始めるでしょう。
PPI は 2006 年に設立され、政府、防衛、放送、エネルギー探査、エンジニアリング、高等教育などの業界分野の顧客を抱えています。
フアン・カルロス・ペレスは、IDGニュースサービスでエンタープライズ向けコミュニケーション/コラボレーションスイート、オペレーティングシステム、ブラウザ、そしてテクノロジー全般の最新ニュースをカバーしています。Twitterで@JuanCPerezIDGをフォローしてください。