
多くの携帯電話会社やインターネットプロバイダーが「無制限」のデータプランを提供していますが、これらのプランの多くは、ユーザーが実際に利用できるデータ量に上限を設けています。2008年、コムキャストは無制限プランを宣伝しながらも、個人顧客に対して月間250GBの上限を課したことで悪名高い事件を起こしました。
そこで、3G 対応の iPad が 2 つの異なる AT&T データ プラン (月額 15 ドルの 250MB プランと月額 30 ドルの無制限プラン) とともに発売されたとき、ブロガーの Zach Epstein は、無制限プランが本当に無制限なのかどうか疑問に思いました。
Know Your Cellのエプスタイン氏は、iPad 3Gのデータプランを「拷問テスト」にかけることにしました。「Download Lite」というアプリを使ってテストファイルをダウンロードし、AT&Tの3Gネットワーク経由で2日間で31GBものデータを転送することに成功しました。(ちなみに、平均的なiPhoneユーザーは4ヶ月で1GB未満のデータしか使用していません。)

エプスタイン氏によると、iPadはデータ使用量を正確に追跡するのが難しいため、実際のデータ使用量はiPadの使用量画面に表示されるよりも多くなる可能性が高いとのことです(250MBプランを契約している場合は注意が必要です。おそらく、支払った金額よりも少し多くデータを使用していることになります)。エプスタイン氏は、iPadの使用中に「受信データ」計算機の表示が28.3GBから26.1GBに落ちたケースを少なくとも1回確認しました。
エプスタイン氏は記事の中で、スマートフォン向けの「無制限」データプランのほとんどには5GBのソフトキャップがあると指摘しています。一方、iPhoneのデータプランでは、AT&Tの3Gネットワーク経由でダウンロードできるデータ量に上限はありません。ただし、iPhoneユーザーは3Gネットワークで20MBまでのファイルしかダウンロードできず、それ以上のファイルをダウンロードする場合はWi-Fiに接続する必要があります。
iPhoneと同じプランに加入しているiPadの3Gダウンロード容量は20MBに制限されています。これだけのデータを移行できたエプスタイン氏には感服です。エプスタイン氏によると、2日に30GBという現在のペースを維持するつもりはないものの、来月には少なくとも100GBのデータ移行を計画しているとのこと。100GBを超えた時点でAT&Tのネットワークに支障をきたすとして契約が切れない限り、このデータプランは実質無制限と言っても過言ではないでしょう。
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