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ベルキン社の社長は、同社製品についての肯定的なユーザーレビューに対して報酬を申し出た従業員と、否定的なレビューを「役に立たない」とマークした従業員の行為を否認した。
「ベルキンはこのような非倫理的な行為には関与しておらず、また支持もしていません」とマーク・レイノソ氏はベルキンのウェブサイトに掲載された書簡に記した。
レイノソ氏の書簡は、The Daily Backgroundというブログに最初に掲載されたスクリーンショットへの返答だった。そのスクリーンショットには、Amazon Mechanical Turkで好意的なユーザーレビューと、否定的なレビューに対する「役に立たない」評価に対して報酬を支払うというオファーが示されていた。(Mechanical Turkは、コンピューターではできないような単純で面倒なコンピューター作業を請け負う人材を雇用できるサイトだ。例えば、英数字コードを識別して自分がコンピューターではないことを証明するといった作業だ。)このオファーは、Linked Inのプロフィール(スクリーンショットにも掲載)でベルキンの事業開発担当者とされているマイク・ベイヤード氏からのものだ。
デイリー・バックグラウンドは、ベイヤード氏からのこうした申し出を「数十件」発見したと述べた。
レイノソ氏の書簡では、一連のオファーは「単発の出来事」と表現されており、ベルキン社はオファーと、それに対する反応として表示された可能性のあるレビューの削除に取り組んでいると述べている。ベルキン社からベイヤード氏の運命については何も発表されていない。
偽のユーザーレビューについては以前にも記事を書いたことがありますが、特に印象に残ったのは、否定的なレビューを「役に立たない」とマークするためにお金を払うという部分です。本当にひどい行為です。