火曜日に発表されたGoogle Cloud Storageは、企業のビジネスデータを最小限のコストでオンライン保存することを可能にします。どこからでもデータにアクセスでき、高額なサーバーハードウェア管理の手間がかからず、世界最大のテクノロジー企業であるGoogleがデータを保護します。これにより、これまでクラウドデータストレージに依存してきた大企業だけでなく、中小企業にもクラウドデータストレージが利用可能になります。

クラウドストレージが本格的に注目を集め始めたのは2009年で、NirvanixとAmazonのS3サービスが先駆者として大きな役割を果たしました。それ以来、Amazonは市場を席巻し続け、RackspaceやMicrosoftといった他の企業も独自のソリューションを提供しています。
Googleが世界を席巻しきったと思った矢先、ついに企業向けクラウドデータストレージの領域にも進出します。12月末まで、Google Storage for Developersという名称だったこのサービスの期間限定無料トライアルを実施します。企業のクラウドへのデータアップロードは一切無料。無料トライアルの容量を超えた場合も、1ギガバイトあたり月額最大13セントの料金のみを請求します。
対照的に、Nirvanixの料金ははるかに高く、AmazonのSimple Storage Service(S3)はGoogle Cloud Storageと競合します。ただし、Googleが今年末まで無料トライアルを提供しているのに対し、Amazonは1年間の無料トライアルを提供しています。
技術的な詳細
Google Cloud Storage の機能について詳しく知りたい方は、プロダクトマネージャーの Navneet Joneja が解説する以下の動画をご覧ください。(この動画は5月に公開されたため、紹介されている機能の一部は変更されている可能性があります。)
Google Cloud Storage のドキュメント セクションには、開発者向けのガイドと、Google Cloud Storage を有効にするための基本的な概要が含まれています。
中小企業向けクラウドストレージの価格設定
AmazonやGoogleが提供している価格設定を考えると、クラウドデータストレージは中小企業にとって魅力的な選択肢になりつつあります。Googleドキュメントは多くの中小企業が選ぶクラウドソリューションですが、1024MBというストレージ容量の上限は非常に限られています。

Google ドキュメントと Google Cloud Storage または Amazon S3 の中間の選択肢を希望する場合は、他にも無料のストレージ オプションがいくつかあります。
無料トライアルと堅実なクラウドホスティングの実績を考えると、私ならAmazonを選びますが、Google Cloud Storageは、AmazonよりもGoogleブランドを信頼する人や、Googleが現在サービスに提供しているアクセス分析機能を好む人にとっては、より魅力的な選択肢となるかもしれません。Amazonは依然として顧客向けのサポートプランが充実しているのに対し、Googleはフォーラムを通じてのサポートのみを提供しています。もう少し待てるなら、GoogleがCloud Storageをどのように開発していくかを見守る価値はありますが、現時点ではAmazonが依然として最有力候補のようです。
アンジェラ・ウェストは、Pip-Boysを装備したウェイターを揃えたFalloutをテーマにしたパブを開店することを夢見ています。大手保険会社、小規模な野生動物管理会社、グルメフードチェーンなど、様々な企業向けに記事を執筆しています。Twitterで@angelawestをフォローしてください。