画像: AMD
Dell、Lenovo、AsusなどのOEMノートPCメーカーと共同開発したAMDのAdvantageシリーズノートPCは、大ヒットを記録しています。AMD自身の綿密な技術指導の下、Ryzen CPUとRadeon GPUを緊密に統合することで、Asus ROG Zephyrus G14のような人気ゲーミングノートPCが誕生しました。Radeon 7000 GPUシリーズの発表に伴い、AMDはプログラムをデスクトップにも拡大することを決定しました。AMD Advantageデスクトップは、CSL、CyberpowerPC、eBuyer、Falcon Northwest、Maingear、Origin、Xidaxからまもなく発売されます。
プレビルドデスクトップが「アドバンテージ」の称号を得るには、何が必要なのでしょうか?まず、AMDの最高峰チップ、Ryzen 9 7950X CPUと最新のRadeon RX 7900 XTXグラフィックスカードを搭載していることです。さらに、その他のコンポーネントの最低スペックとして、2TBのNVMeストレージ、32GBのDDR5メモリ、CPUの液冷システム(最低でも)、80 Plus Gold認証(またはそれ以上)の電源、そして工具不要でアクセスできるデスクトップケースが挙げられます。

AMD
さらに、AMD Advantageデスクトップは、高熱負荷下でも理想的な動作を実現できるよう、事前調整とテストが行われています。デスクトップにはAMDのAdrenalinソフトウェアパッケージが搭載されており、通常のドライバーマネージャーに加え、ゲームのフレームレートを向上させるAMD Smart Access Memoryに加え、CPUとGPU間でエンコードとデコードのタスクをインテリジェントに分散する、画期的な新機能Smart Access Video機能も搭載されています。AMDは、既成のリグに多額の資金を投じる一般的なゲーマーだけでなく、コンテンツクリエイターやストリーマーも獲得したいと考えています。AMDによると、これらのデスクトップは理想的な条件下では4Kモニターに最大480Hzで出力できるとのことです。
CPUとGPUにおいて、Intel/NvidiaのパーツとAMDのパーツを自由に組み合わせることを好むユーザーは依然として多く、AMDは2006年にATIを買収して以来、より統一されたアプローチを推進してきました。CPUとGPUの組み合わせによる具体的なメリットと、それなしでは利用できない機能を備えたこれらの事前構成済みマシンを提供することで、AMDが両市場の上位層に進出しやすくなる可能性があります。本稿執筆時点で、AMDはデスクトップPCのCPUで約10%、グラフィックスカードで約20%の市場シェアを占めており、Advantageプログラムは既にラップトップPCで成功を収めています。
AMDはAdvantageデスクトップの具体的な発売日や価格を発表しておらず、プロモーションページにも記載されていません。プレスリリースでは「近日発売」とされていますが、それも当然かもしれません。Ryzen 9 CPUとRX 7900 XTX GPUの小売価格は単体で1,700ドルで、その他ハイエンドコンポーネントが多数含まれ、ブティック価格も上乗せされているため、今からお金を貯めておくのが良いでしょう。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。