今日では優れた Linux ディストリビューションが数多く存在するため、Ubuntu Linux、Linux Mint、Fedora、Mageia Linux など、注目を集める少数のディストリビューションだけに注目してしまいがちです。
DistroWatch に目を通すのは、事実上数え切れないほど多くの情報や発表が満載されているので、ある程度の見通しを取り戻すのに良い方法ですが、時折、特に魅力的なニュースが飛び込んできます。

好例でしょうか? ROSA Linux は、最近大きなアップデートが行われ、特にビジネス ユーザーにとって魅力的ないくつかの機能を提供するディストリビューションです。
Mandrivaベース
DistroWatchのページヒットランキングで現在20位にランクインしているROSA Linuxは、 Mandrivaベースの無料オープンソースディストリビューションで、カスタマイズされたKDEデスクトップに加え、ユーザーフレンドリーな操作性を実現する様々な変更が加えられています。ロシアの開発元であるROSA Labsは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)をベースにしたROSAの「エンタープライズサーバー」版も開発しています。
ROSA Desktop.Fresh 2012は、12月下旬にリリースされたリリースの名称です。同社によれば、これは「最新のソフトウェアコンポーネントを試すための場」として設計されています。「このディストリビューションは、Linuxの基本コンポーネントに精通しており、幅広いカスタマイズとパーソナライゼーションの可能性を備えた製品を求めるコミュニティユーザーを対象としています。」

また、昨年 5 月にリリースされたビジネスに重点を置いたバージョンである ROSA Marathon 2012 も利用可能であり、長期サポートのほか、オフィス ソフトウェア、グラフィック エディター、ウイルス対策ソフトウェアなども提供されています。
LSB準拠
おそらく最も興味深いのは、どちらのバージョンも幅広い最新ハードウェアと互換性があるだけでなく、 Linux Standards Base (LSB)にも準拠しているため、エンタープライズ ユーザーがよく使用する独自のソフトウェアを含む LSB 準拠のアプリケーションを簡単に起動できることです。
今週末、ROSA 2012を試してみませんか?限界に挑戦するDesktop.Freshバージョンと、安定したビジネス重視のMarathonバージョンは、どちらもプロジェクトサイトから入手できます。