
はい、その通りです。MicrosoftはiPhone向けに高解像度の写真閲覧アプリ「Seadragon」を無料リリースしました。iPhoneの強力なグラフィックプロセッサを搭載したSeadragonは、ギガピクセル級の画像閲覧と深度ズームを可能にし、ユーザーは数千枚もの写真をじっくりと観察することができます。

Seadragonには、米国議会図書館のスナップショット、世界地図、大きなアートワーク、そしてMicrosoftのPhotosynth(大規模な画像をつなぎ合わせて擬似3D合成画像を作成するプログラム)からユーザーが投稿した写真など、様々なスナップショットがプリロードされています。(本稿執筆時点では、Photosynthは問題が発生しており、動作していません。)

Seadragonの画像品質にすぐに感銘を受けました。「夜の街の明かり」の画像は驚くほど鮮明で、3.5インチの画面いっぱいに広がりました。航空写真セクションを開くと、Seadragonが私の現在地を特定し、鮮明な俯瞰図を表示してくれました。これまでのGoogle Earthで見たどの画像よりも鮮明で詳細な画像だったと言っても過言ではありません。
SeadragonはiPhoneのマルチタッチ機能を利用してズームイン・ズームアウトし、各画像の読み込みとフォーカスを素早く行います。大量の画像コレクションには、スライドショー表示機能も提供しています。他のPhotosynthユーザーやRSSフィード(https://www.pcworld.com/article/id,154983/article.html?tk=rel_news、Deep Zoom Contentなど)を通じてコンテンツを追加することもできます。

Seadragon には大きな可能性があることは一目瞭然ですが、このアプリの将来性はどうなるのでしょうか?ボストン・グローブ紙の「The Big Picture」のようなフォトジャーナリズムサイトとシームレスに連携できれば、モバイルメディアの見方が変わるかもしれません。
Seadragonは現在iPhoneとiPod Touchでのみ利用可能です。Microsoftが独自にアプリをリリースする時期については、まだ発表されていません(https://www.pcworld.com/article/id,124656/article.html?tk=rel_newsservice)。