
靴販売員の仕事は退屈だと思っていたかもしれません。しかし、今月初めにニュージャージー州イングルウッドにオープンしたハイテクコンセプトの靴店「Aetrex」では、そんなことはありません。
昔のテレビコメディ「Married…With Children」に出てくる陰気で不運なアル・バンディのような人物は見かけません。その代わりに、大型タッチスクリーンと、足の計測とフィッティングを行うコンピューターシステム「iStep」を中心とした、明るくハイテクな空間がお客様をお迎えします。

Aetrexストアでは、1927年創業のスライド式金属製の足型計測器「Brannock Device」が、大型の体重計やフットバスにもなるハイテク機器「iStep SP5000」に置き換えられました。2枚の導電性ゴムマットの下には、それぞれ0.25cm四方の金メッキ気圧センサーが3,744個搭載されており、足のアーチを測定し、個々の足圧を計測します。
同時に、iStep SP5000の内側の縁にある1,326個の赤外線LEDと受信機が足の長さと幅を測定し、靴のサイズではなく正確な寸法を記録します。Aetrexの担当者によると、靴のサイズは国やメーカーによって異なるため、これは重要な点です。提案される靴のサイズは、注文する靴に合わせてカスタマイズされます。
数秒以内に、大型ディスプレイに足のカラー圧力マップが表示されます。これにより、靴販売員はあなたの足のアーチと体重の分散状態を視覚的に把握でき、必要に応じてパッドやサポート製品を追加提案することができます。データは顧客にメールで送信したり、顧客データベースに保存して将来使用することもできます。

iStep SP5000はBluetooth経由でPCと通信するか、iPhoneアプリで操作できます。AetrexのiStepテクノロジー・マネージャー、ジョー・クラークが、Aetrexのエグゼクティブ・セールス・ディレクター、ラリー・グッドマンの足の計測を実演しました。Aetrexの足の計測とフィッティング技術は、他の靴メーカーや靴販売店にも販売されています。
今月のテープカット式典に出席した元ニューヨーク・ジャイアンツのクォーターバック、フィル・シムズ氏は、高校時代からサイズ14の足にぴったり合う靴を見つけるのに苦労していたと語った。かかとを包み込みサポートするパッドが内蔵されたAetrexシューズのフィット感のおかげで、以前悩まされていたかかとの痛みがほぼ解消されたという。
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