Googleは、通常のウェブ検索をパーソナライズされた体験へと変革しようと常に取り組んでいます。その目標達成のため、同社は「スター付き検索」という新機能を追加しました。この機能により、ユーザーはGoogleの検索結果ページから好みのサイトを選び、アカウントにログインした際に同期されたブックマークとして保存できるようになります。

サイトにスターを付けると、検索結果ページ上部のカスタムセクションに移動します。スターはGoogleブックマークやGoogleツールバーとも同期されるため、ウェブ閲覧履歴の整理が簡単になります。この機能は今後数日中に展開され、まもなくすべてのユーザーにご利用いただけるようになります。
スター付き検索は、GoogleのSearchWikiに取って代わろうとしています。SearchWikiは2008年に導入された直感に反する機能で、ユーザーがオーガニック検索結果をブックマークのように整理できるものでした。当時、私はこう書きました。「SearchWikiの機能に慣れてしまうと、イライラするほどメタ化してしまい、論理の塊が窓から投げ出されてしまいます。…検索に独自のURLを追加できます。一体どういった意味があるのでしょうか?何かを検索するなら、リンク先のURLをあらかじめ知っておくべきではありませんし、もし知っていたら、なぜ検索するのでしょうか?同じものを繰り返し探しているなら、サイトをブックマークすればいいのではないでしょうか?」
この点については、今でも変わりません。いつも同じサイトを検索しているなら、ブックマークしておいた方がいいかもしれません。しかし、スター付き検索とGoogleブックマークやツールバーの同期機能は、そのプロセスを効率化する便利なアドオンです。
先月、Google ニュースにスターが追加され、ニュース好きのユーザーは興味深いトピックを共有し、同時に URL を保存して後で参照できるようになりました。Gmail、Google リーダー、Chrome ブラウザにもスターが追加されたことで、Google はまもなく仮想ブックマークの銀河系となるでしょう。