「保険」という謎のファイルが、今週初めにアフガニスタン戦争に関する約77,000件の秘密文書が公開されたウェブページに掲載された。

漏洩した。1.4GBのファイルは、ウィキリークスのアフガニスタン戦争日記ページに掲載されている他のすべてのファイルの合計の10倍の大きさで、AES256で暗号化されている。
Cryptome の投稿によると、このファイルは米国司法省や国防総省によるサイトへの攻撃に対する「保険」である可能性があるという。Cryptome は「世界中の政府によって公開が禁止されている文書、特に表現の自由、プライバシー、暗号学、デュアルユース技術、国家安全保障、諜報、秘密統治に関する資料の公開を歓迎する」サイトである。
「非公開とされていた1万5000件のアフガニスタンのファイルや、オリジナルの未加工のファイル、あるいはもっと多くのものが含まれているのだろうか」と投稿には書かれている。
ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジ氏やウェブサイトに何か起きた場合、保険ファイルを解読する鍵の所有者がそれを公開し、ファイルをダウンロードして内容が明らかになった誰でもその鍵を入手できるようになる、というのがその理由だ。
アサンジ氏は今週初め、ウィキリークスがアフガニスタン戦争に関する文書を1万5000件以上保有していると述べた。これらの文書が公開される可能性を受け、ホワイトハウスは本日、ウィキリークスに対し、アフガニスタン紛争に関する文書をこれ以上公開しないよう強く要請した。「これらの極秘文書を保有する人物に対し、これ以上の投稿をしないよう強く要請する以外にできることは何もありません」と、ホワイトハウス報道官のロバート・ギブス氏はNBCの「トゥデイ・ショー」で述べた。
一方、タリバンは漏洩された文書を綿密に精査しているようだ。「(ウィキリークスの文書に)言及されている人物が本当に米国のために働くスパイであるかどうか、我々は独自の諜報機関を通じて調査する」と、タリバン報道官のザビヒッラー・ムジャヒド氏は英国のチャンネル4ニュースに語った。「もし彼らが米国のスパイであるならば、我々は彼らを処罰する方法を知っている」