
Mobile World Congress(MWC)はまだ始まってもいないのに、次世代のスーパーフォンが既に発表されています。サムスンはバルセロナで開催された華やかなUnpackedイベントで、最新機種Galaxy S IIを披露しました。Galaxy S IIは4.3インチのSuper AMOLED Plusディスプレイ、デュアルコアプロセッサ、そして全く新しいユーザーインターフェースを搭載しています。
Galaxy S IIを手に取った時、まず目に飛び込んできたのは、その薄さと軽さでした。手に持った感触も非常に良く、前世代のGalaxy Sシリーズの一部機種と比べてプラスチックっぽさが目立ちません。ミニマルで洗練されたデザインも魅力的です。
ビデオ:サムスンのGalaxy S IIを初見
ディスプレイは実に美しく、色鮮やかで細部まで鮮明、視野角も良好です。CESで初公開されたSamsungのSuper AMOLED Plusディスプレイ技術を搭載しています。Samsungによると、Super AMOLED Plusディスプレイはサブピクセル数が50%増加し、第1世代のSuper AMOLEDディスプレイよりも明るい光の下での性能がさらに向上しています。4.3インチディスプレイを搭載した最新のGalaxyは、旧世代のスマートフォンよりも画面サイズが0.3インチ大きくなっています。

CESでは4Gデュアルプロセッサ搭載スマートフォンが次々と登場したので、Galaxy S IIが両方のプロセッサを搭載しているのは当然のことです。最新のAndroid 2.3オペレーティングシステム(Gingerbreadとも呼ばれます)を搭載していることも嬉しいですね。短時間のハンズオンテストでは、かなりサクサクと動作し、動画再生も問題なくできました。
8メガピクセルのカメラに加え、ビデオ通話用の前面カメラも搭載しています。床に置いて試してみましたが、少なくとも本体のディスプレイ上では、写真の画質はかなり良好でした。シャッタースピードも速かったです。
Galaxy S IIはユーザーインターフェースが刷新され、ソーシャルハブとメディアハブに加え、全く新しいゲームハブと読書ハブが搭載されます。ゲームハブをぜひ試してみたかったのですが、接続できずにがっかりしました。デモ機をいくつか試してみましたが、ダメでした。まだ本格的なリリースには至っていないようです。
明日は米国限定のイベントが開催されるので、米国での発売と価格が発表されることを期待しています。サムスンは初代Galaxy Sを米国の全キャリアに出荷しており、Galaxy S IIでも同様の対応をする可能性があります。バルセロナで開催される2011 Mobile World Congressで、Galaxy Sのハンズオン体験やその他注目のスマートフォンニュースをお届けしますので、どうぞお楽しみに!