画像: Google
現実世界と同様に、コンピュータセキュリティには絶え間ない警戒が必要です。しかし、ダウンロード可能なブラウザ拡張機能がマルウェアの新たな侵入経路になり得ることに気づいていないユーザーも多いかもしれません。Chrome拡張機能に悪質な機能が含まれていることが判明する(場合によってはサードパーティに販売された後に)という一連の恥ずべき事件を受けて、Googleはユーザーが安心してダウンロードできるよう、公式Chromeウェブストアのリポジトリにツールを追加しました。
昨日より、Chrome ウェブストアに拡張機能の信頼性を示す2つの新しいインジケーターが追加されました。「Established Publisher(実績のあるパブリッシャー)」バッジは、拡張機能の開発者がプロフィールに記載されているウェブサイトの所有者としてGoogleによって認証され、Chromeのデベロッパー プログラム ポリシーに準拠していることを示します。「Featured(注目)」バッジは、拡張機能がChrome ウェブストアの推奨ガイドラインに準拠しており、適切な画像と説明が掲載されていることを示します。
これらの改善は、Chrome ウェブストアの公式レビュープロセスに加えて実施されるものであることにご注意ください。Google のスタッフは、ストアに投稿されたすべての拡張機能をレビューし、定期的にチェックを行って、アップデートに不正なものが含まれていないことを確認しています。しかしながら、Chrome ウェブストアでは過去にもマルウェアやアドウェアに関する問題が発生しています。また、ユーザーがウェブストア外でサードパーティ製の拡張機能をインストールすることも可能であり、これは Windows や Android 用の実行ファイルをソースコードを確認せずにダウンロードするのと同じくらい危険です。
これまでと同様に、ハードウェアに新しいものをインストールする際は、たとえChromeのような大規模なプログラムのアドオンであっても、慎重に行うことをお勧めします。事前に拡張機能と開発者名を検索しておくのも効果的です。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。