
2008年第3四半期は、コンピュータ業界にとって初めての記録となりました。https://www.pcworld.com/tags/iSuppli+Corporation.html によると、世界全体でノートPCの販売台数がデスクトップPCの販売台数を上回りました。ただし、これは四半期単位での数字です。2007年第3四半期と比較すると、ノートPCの販売台数は40%増の3,860万台に達しました。一方、デスクトップPC市場はそれほど好調ではありませんでした。前年同期と比較すると、販売台数は1.3%減少し、3,850万台となりました。
「ノートパソコン市場はしばらく前から勢いを増しており、出荷台数がデスクトップパソコンを上回ったことは全く驚くべきことではありません」と、iSuppliのコンピューティングプラットフォーム担当主席アナリスト、マシュー・ウィルキンス氏は述べています。「しかし、これはPC市場にとって大きな出来事です。ノートパソコン時代の幕開けを告げる出来事だからです。」
昨今の深刻な経済不況にもかかわらず、世界のPC出荷台数は2007年第3四半期比15.4%増の7,900万台に達しました。このうち、ヒューレット・パッカードは市場シェア18.8%でトップの座を獲得しました。これは約1,490万台の出荷台数に相当し、2位のライバルであるデルを390万台上回っています。
最も大きな勢いを見せたのはエイサーで、同社は第3四半期に第2四半期比で300万台多いノートパソコンを販売しました。これは主に、新製品のネットブックラインによるものです。この売上増加は、第2四半期比で45%、2007年第3四半期比で79%の成長率を示しています。同社がホリデーシーズンに向けてネットブックの積極的なマーケティングを展開していることは、決して偶然ではありません。このことが、第4四半期にも劇的な利益をもたらす可能性があります。
第3四半期のPC収益が予想を若干上回ったため、iSuppliは2008年の成長率予測を12.5%から13%に修正しました。同様に、同社は2009年のPC売上高が4.3%増加すると予想しています。