コンテンツにスキップ
ドイツのデータ保護当局は、Googleが昨年プライバシーポリシーを変更したことを受け、同社に対し正式な措置を開始した。フランスのプライバシー保護当局も先月、同様の措置を発表した。
ハンブルクのデータ保護および情報公開委員会は木曜日、他の欧州のプライバシー規制当局と協力して同社に対して措置を取ると発表した。

フランス国家情報・自由委員会(CNIL)は先月、グーグルが2012年3月にプライバシーポリシーを変更したにもかかわらず、その撤回要求を繰り返し拒否したことを受け、同社に対し、苦情に応じなければ訴訟を起こすよう3カ月の猶予を与えたと発表した。
スペインのプライバシー規制当局も、Googleがスペインの法律を遵守しない場合には制裁を課す意向をGoogleに通知した。
ドイツでは、同社に対し、コミッショナーのヨハネス・カスパー氏との公聴会で主張を述べる期限が8月中旬までに与えられた。
キャスパー氏は木曜日の声明で、Googleがユーザーのデータを処理する目的について、ユーザーに明確に説明する必要があると述べた。Googleの新しいプライバシーポリシーは、データ処理の性質、範囲、目的についてあまりにも曖昧であり、同社が望むままに行動できるようになっていると同氏は指摘した。同社はユーザーのデータの取り扱いについて明確な制限を設け、複数のGoogleサービスから取得したユーザーに関するデータをどのように統合・分析するかをユーザーが決定できるようにする必要がある。