Googleは本日、iPhoneおよびiPod touch向けGoogle Earthのバージョン2.0を発表しました。初版リリースからわずか1年余りで、このアプリケーションはAppleのApp Storeで瞬く間に2番目に人気のあるダウンロード数を記録しました。しかし、この1年はGoogleとAppleにとって波乱に満ちた年でもありました。両社の無線通信パートナーであるVerizon WirelessとAT&Tが法廷闘争を開始したのです。
Google Earth 2.0
昨年10月に初めてリリースされたGoogle Earthの初版では、GPSまたはGoogleの検索機能を使って現在地を特定します。その後、iPhoneのマルチタッチジェスチャーを使ってインタラクティブな操作が可能です。例えば、端末を回転させて水平線ビューに切り替えたり、2本指で円を描いて風景を回転させたりできます。

バージョン 2.0 には、デスクトップ PC で作成したマップを iPhone または iPod touch で直接表示する機能など、いくつかのアップデートが含まれています。

バージョン2.0では、アイコンの選択もさらに簡単になりました。アイコンをタッチすると、指の下に小さな光が表示され、選択されたアイコンが分かります。指が複数のアイコンをタッチした場合は、アプリがすべてのアイコンのリストを表示します。リストから必要なアイコンを選択できます。
第 2 版では、バージョン 1.0 でサポートされていた 18 言語に対して、合計 31 言語が利用可能になりました。
ベライゾン対AT&T
しかし皮肉なことに、ここ 1 年ほどの間に、Apple の iPhone は、Google の Android プラットフォームをベースにした数多くの新型携帯電話からの新たな競争に直面している。その 1 つが、GPS と、ターンバイターン方式の音声ナビゲーション機能を備えた Google マップを内蔵した Motorola の携帯電話 Droid だ。

地図といえば、Droid の販売元である Verizon Wireless は最近、Apple の「There's an app for that (そのためのアプリがあります)」という広告スローガンを揶揄する一連の「There's a map for that (そのための地図があります)」というテレビコマーシャルをめぐって、iPhone の米国携帯電話キャリアである AT&T から訴訟を起こされた。
その後、Verizonは自社の広告キャンペーンを強化し、iPhoneを「場違いなおもちゃ」と非難する広告を展開しました。一方、AT&Tは顧客向けに物議を醸す書簡を発表し、Verizonの広告主張について「事実関係を明確にする」と主張しています。AT&Tは、Verizonの広告で使用されている無線LANカバレッジマップが顧客に誤解を招くものだと主張しています。