Google は、プレイス ページを持つ企業への QR コードの提供をひっそりと停止しました。
Googleはこれまで、企業向けにQRコードを提供してきました。このコードをスキャンすると、その企業のGoogleプレイスページが開きます。Googleは多くの企業のプレイスページを作成していますが、店舗には情報を追加してページを更新するよう奨励してきました。2009年後半にQRコードプログラムを開始した際には、ページを更新した人気企業にQRコード付きのステッカーを送付し、店舗のショーウィンドウに貼ってもらうことを想定していました。

スマートフォンのユーザーは、まず QR コード アプリケーションをダウンロードし、次に携帯電話でコードの写真を撮って QR コードを「スキャン」し、関連する Web ページを起動します。
先週、一部の企業が、ページ管理用のプレイスダッシュボードでQRコードが利用できなくなっていることに気づき始めました。Googleはこれまで、企業が独自の販促資料で使用するためにコードをダウンロードできるようにしていました。
検索大手のGoogleは、プレイス事業者へのQRコード提供を終了したことを確認しました。「お客様が携帯電話から地域事業者の情報を迅速かつ簡単に見つけられるよう、新たな方法を検討しています。それまでの間、以前の「お気に入りプレイス」キャンペーンで配布したステッカーのQRコードは、引き続き各事業者のプレイスページへアクセス可能です」と、同社は声明で述べています。
GoogleはQRコードの代わりに近距離無線通信(NFC)の利用方法を模索している可能性があります。同社は最近、AndroidにNFCのサポートを追加しました。NFCは、スマートフォンをセンサーにかざして商品の支払いができるモバイルウォレットツールとしてよく知られていますが、ポスター広告の前にデバイスをかざすことで情報をダウンロードすることも可能になっています。
QRコードを使い続けたい企業には、他の選択肢もあります。ユーザーを任意のウェブサイトに誘導するQRコードを作成できるオンラインサービスは数多くあります。
ナンシー・ゴーリングはIDGニュースサービスで携帯電話とクラウドコンピューティングを担当しています。Twitter(@idgnancy)でフォローしてください。メールアドレスは[email protected]です。