
ヤフーのCEOは水曜日、条件が良ければマイクロソフトによる買収について話し合う用意があると述べた。
カリフォルニア州カールスバッドで開催されたAll Things Dカンファレンスのステージ上でのインタビューで、キャロル・バーツ氏は、マイクロソフトからの適切な提案があれば検討すると述べた。「巨額の資金と適切な技術があれば、もちろん取引に応じます」と、ウォール・ストリート・ジャーナル紙はバーツ氏の発言を引用した。「それだけです」
マイクロソフトは2008年2月に450億ドルで買収提案を行い、1株当たり31ドルで提示したが、後に33ドルに引き上げられた。ヤフー株(YHOO)は水曜日の終値が14.94ドルだった。
ヤフーとマイクロソフトは、インターネット検索広告市場を席巻するグーグルに追いつこうと躍起になっている。マイクロソフトは木曜日のカンファレンスで、Live Search製品をリニューアルし、Bingという新しい名称で発表すると予想されている。
ヤフー創業者のジェリー・ヤン氏がマイクロソフトによる買収の試みへの対応をめぐって非難を浴びた後、バーツ氏がヤフーの最高経営責任者に就任した。
1月にバーツ氏が採用されたとき、アナリストらは、それが単に会社をマイクロソフトに売却することを意味していたのであれば、元オートデスク会長兼CEOであるバーツ氏がその職を引き受ける可能性は低いと指摘していた。