画像: Fakespot / Mozilla
MozillaがオンラインサービスFakespotを買収したことに伴い、Firefoxブラウザに新たなセキュリティ機能がまもなく導入されます。「Review Checker」により、Firefoxユーザーは将来、商品レビューが偽物か本物かを確認できるようになります。
AからFまでの評価
Fakespotの技術は、Mozillaブラウザに新しいReview Checker機能として統合されます。このツールは、製品レビューが実際の顧客によるものか、それとも金銭目的か、あるいはレビュー全体の評価を人為的に高めるために書かれたものかを判断します。製品レビューはReview CheckerによってAからFまでの評価で評価されます。AとBは「信頼できるレビュー」、DとFは「信頼できないレビュー」を表します。Cのような曖昧な評価の製品レビューは、その中間に位置します。
現在テスト段階にあるReview Checkerは、Amazon、Best Buy、Walmartの米国ウェブサイトのみに対応しています。ブラウザ上部に小さな値札マークが表示され、それをクリックすると商品ページ上のすべてのレビューがチェックされ、AからFまでの評価が付けられます。すべてのレビューを一目で確認できるため、ページ上のレビューの信頼性を一目で確認できます。
11月にリリース
Mozillaによると、この新機能はユーザーのプライバシーを尊重します。Oblivious HTTP(OHTTP)を使用することで、製品がユーザーのデバイスにリンクされることはありません。また、MozillaはReview Checkerがブラウザのパフォーマンスに悪影響を与えることはないと述べています。Review Checker機能は、2023年11月21日にAndroid版Firefoxバージョン120で、また全ユーザー向けのデスクトップアプリケーションとしてリリースされる予定です。
この記事はドイツ語から英語に翻訳され、元々はpcwelt.deに掲載されていました。
この記事はもともと当社の姉妹誌 PC-WELT に掲載され、ドイツ語から翻訳およびローカライズされました。
著者: Denise Bergert、PCWorld 寄稿者
デニス・バーガートは長年にわたりフリーランスのITジャーナリストとして執筆活動を行っています。主な執筆テーマはスマートフォン、インターネット、ゲーム、ガジェット、映画、ドラマ、セキュリティです。また、当社の国際的な姉妹出版物に掲載されているテストやガイドの翻訳・ローカライズも行っています。