オーストラリアの裁判所はサムスン電子のギャラクシータブ10.1の販売禁止を12月9日まで延長し、アップルに同タブレットの販売を認めない理由を説明する時間を与えた。

このニュースは、今週初めにオーストラリアでのサムスンタブレットの販売を禁止した差し止め命令を裁判所が覆す決定を下した後に発表された。
「オーストラリア高等法院は、アップルの上訴特別許可申請を受け入れるかどうか検討するため、12月9日までの執行猶予を認めた」とサムスンの広報担当者は電子メールで述べた。
サムスンはアップルの控訴申請には根拠がないと考えており、これに強く反対すると述べた。
アップルはサムスンとの法廷闘争の最新の展開についてのコメントを求める質問に回答しなかったが、同社は世界中の店頭からサムスンのタブレットを遠ざけるつもりのようだ。
オーストラリア以外にも、アップルはサムスンが以前の差し止め命令を回避するためにドイツで発売したギャラクシータブ10.1の改良版の販売を阻止しようとしている。
Appleはこれまで、ハードウェアの形状、ユーザーインターフェース、さらにはパッケージに至るまで、SamsungがiPadを露骨にコピーしたと主張してきた。
ホリデーショッピングシーズンが始まっており、サムスンにとっては、オーストラリアでの販売禁止をできるだけ早く解除し、改良されたGalaxy Tab 10.1Nをドイツで販売し続けることが重要だ。