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KDE、便利な新しいデスクトップ機能を備えたPlasma 5.6をリリース

KDE、便利な新しいデスクトップ機能を備えたPlasma 5.6をリリース
KDE、便利な新しいデスクトップ機能を備えたPlasma 5.6をリリース

KDE プロジェクトは Plasma デスクトップの開発を継続しており、2016 年 3 月 22 日に Plasma 5.6 をリリースします。お近くの Linux ディストリビューションにもまもなくリリースされる予定で、個人用パッケージ アーカイブから今すぐ入手するか、新しい KDE Neon イメージを使用して試すことができます。

この最新リリースでは、デスクトップの洗練度がさらに向上しました。デフォルトのBreezeテーマは「アプリケーションのカラースキーム」を採用するようになり、デスクトップテーマ全体が選択したカラーに適応します。この変更が気に入らない場合は、新しい「Breeze Light」と「Breeze Dark」テーマで以前のカラーに戻すことができます。

KDE用語では「タスクマネージャー」と呼ばれるタスクバーにも、多くの改良が加えられました。ファイルのダウンロード、コピー、移動などのタスクの進行状況が表示されるようになったため、ウィンドウを切り替えることなくタスクの状況を把握できます。タスクバー上の音楽プレーヤーやビデオプレーヤーにマウスオーバーすると、アルバムアートとメディアコントロールが表示され、タスクバーから直接再生をコントロールできます。

ジャンプリストも利用可能になりました。ショートカットを右クリックすると、クイックアクションを選択できます。例えば、Firefoxランチャーを右クリックして新しいプライベートブラウジングウィンドウを開いたり、Steamランチャーを右クリックしてゲームライブラリに直接アクセスしたりできます。

その他のビジュアル改善により、ウィジェットの見た目がより滑らかになり、高DPI関連の修正も強化されたことで、Plasma 5.6は高解像度ディスプレイでもより美しく表示されます。また、従来の天気ウィジェットも復活し、Plasmaデスクトップで直接天気予報を確認できます。

KDE の Plasma 5.6 デスクトップ。

Plasma 5.6 の多くの新しいカラー スキームと天気ウィジェットの 1 つ。

実験的な将来の機能

内部的には、将来的に役立つであろう実験的な新機能がいくつかあります。KDEプロジェクトはまだ新しいWaylandグラフィカルサーバーへの移行を推奨していませんが、Wayland向けには改善が加えられています。PlasmaはWaylandで実行する際にウィンドウデコレーションができるようになりました。Waylandでは、フォーカス追従マウスやAlt + クリックによるウィンドウの移動とサイズ変更といったX.orgの機能も利用できます。

KDEは、GRUBブートローダーとPlymouthブートスプラッシュスクリーン用のPlasmaブートテーマの開発に取り組んでおり、これによりよりスムーズなブートエクスペリエンスが実現します。また、システムトレイの代替となる新しいインターフェースと「Plasma Media Center」インターフェースも開発中です。KDEのPlasma Mobileスマートフォンプロジェクトについては言及されていません。

KDEプロジェクトは、Linux向けデスクトップ環境の中でも最も洗練され、活発に開発が進められているものの1つを作り続けています。KDEのPlasmaデスクトップをまだ試したことがなく、新しいものを試してみたいLinuxユーザーにとって、これはまさにうってつけの選択肢です。

Otpoo

Health writer and researcher with expertise in evidence-based medicine and healthcare information.