本稿執筆時点で入手可能なネットブックのほとんどはWindows XPを搭載しています。Windows Vistaを搭載した数少ないモデルは、当社のテストではパフォーマンスが低調でした。
しかし、マイクロソフトはWindows 7がネットブックでも問題なく動作すると強調しています。実際、マイクロソフトは現在、Windows 7 Starter Editionをネットブック向けにカスタマイズしています(Windows Vista Starterは「新興」市場でのみ提供されていました)。Windows 7 Starter EditionはVista版ほど機能制限は厳しくありませんが(面倒な3つのアプリケーション制限はもうありません!)、それでも一部の機能が勝手に無効になっています。(デスクトップの背景を変更できないなんて、残念です!)ネットブックをお持ちの方は、より制限の少ない(つまり、より高価な)Windows 7エディションの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

一方、Windows XP をそのまま使い続けたい方もいるかもしれません。「Windows 7 パフォーマンステスト」の記事では、1.6GHz Intel Atom プロセッサを搭載した https://www.pcworld.com/reviews/product/58936/review/ideapad_s10.html ネットブックで Windows XP Home Edition と Windows 7 の3つのエディション(Starter、Home Basic、Home Premium)をテストしましたが、Windows 7 は XP よりもわずかに遅いことがわかりました。ネットブック(Microsoft の表現では「低価格の小型ノート PC」)向けの Windows 7 Starter は、WorldBench 6 テストスイートで 31 というスコアを獲得しましたが、他の 2 つの Windows 7 エディションは 30 が最高でした。ちなみに、Lenovo の Windows XP は 33 というスコアでした。
通常のノートパソコンではWorldBench 6のスコアが3ポイント低下しても大した差ではありませんが、ネットブックでは約10%の差になります。Windows 7はネットブックでも動作しそうに見えますが、アップグレードを決める前に、店頭のデモ用ネットブックでOSを試してみることをお勧めします。
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