Nokia は本日、808 PureView と Lumia 610 を発表しました。808 はカメラ中心の Symbian 携帯電話で、Lumia 610 は安価な Windows 7 Phone です。
808 ピュアビュー

808 PureViewの最大の特徴は、41メガピクセルのセンサーです。これは誤植ではありません。他のハイエンドNokiaスマートフォンと同様に、808はCarl Ziess社製の光学系と新しいピクセルオーバーサンプリング技術を採用しています。写真撮影で必ずしも41ピクセルすべてを使う必要はありません。2/3、5、8メガピクセルといった標準解像度を切り替えることができます。しかし、これらのメガピクセル数があれば、ノイズやピクセル化を気にすることなく、画像を撮影、ズームイン、リフレーミング、トリミングできます。必要に応じて最大38メガピクセルで撮影することも可能ですが、3Gネットワークでアップロードするのは困難です。
808のデモを少し見ましたが、写真の鮮明さに感動しました。暗い場所でも鮮明で、他のスマホカメラで見られるような暗い場所でのノイズやぼやけもありませんでした。
808 PureViewはDolby Digital Plusも搭載しているので、映画をサラウンドサウンドで楽しめます。最近Dolby Digital Plusのデモを試してみましたが、まるで大画面で観ているような臨場感で映画を観(そして聞き)ることができて満足しました。808 PureViewの唯一の欠点は、私のお気に入りのモバイルOSではないSymbianを搭載していることです。808のような最先端のスマートフォンでさえ、Symbianは古臭く、時代遅れで、使いにくいと感じます。
ルミア 610

Lumia 610は、ソーシャルネットワーキングを中心とした機能を備え、若い世代をターゲットにしています。曲線的でメタリックなデザインが特徴的なLumia 610は、Lumia 710と同様に、シアンやマゼンタ(そしてブラック)といった明るく楽しいカラーバリエーションが揃っています。
Lumia 610は、メモリとプロセッサの要件が低いWindows Phone 7の特別バージョンを搭載しています。これらのスペックを下げることで、NokiaはLumia 610を低価格で市場に投入することができます。Nokia Lumia 610は第2四半期に出荷される予定です。
第一印象としては、Lumia 610は710とよく似ています。少し触ってみましたが、低クロックのプロセッサにありがちな動作のもたつきは全く感じられませんでした。Windows Phoneの動作は、Lumia 710と同様に軽快でレスポンスが良いです。デザインは非常に目を引くもので、ティーンエイジャーに間違いなく魅力的だと思います。

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