画像: ピーター・セイヤー
クラウド サービス プロバイダーの Stratoscale は、ハイブリッド クラウドの提供を強化するため、データベース アズ ア サービス ベンダーの Tesora を買収しました。
Stratoscale の主力製品である Symphony は OpenStack 上に構築されており、企業が自社のデータセンター内に Amazon Web Services (AWS) の「リージョン」を設定できるようにするため、プライベート クラウド サーバーとパブリック クラウド サーバー間でワークロードを簡単に移動したり、別のサービスに移行せずに容量を拡大したりできるようになります。
Tesoraのデータベース・アズ・ア・サービス(DBaaS)もOpenStack上に構築されており、パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドで動作します。Stratoscaleは、AWS Relational Database Service(AWS RDS)とAWS NoSQLデータベースであるDynamoDBを含む既存のマネージドデータベースサポートをTesoraのDBaaSで拡張する予定です。Tesoraは、Oracle、MySQL、MariaDB、MongoDB、PostgresSQL、Couchbase、Cassandra、Redis、DataStax Enterprise、Persona、DB2 Expressデータベース向けのセルフサービスプロビジョニング機能をStratoscaleに提供します。
Stratoscale が Symphony バージョン 3 をリリースしてからわずか 2 か月が経ち、Amazon の S3 オブジェクト ストレージ サービスとの互換性、Kubernetes のサービスとしてのコンテナ化、パブリック クラウド インフラストラクチャとプライベート クラウド インフラストラクチャ間で AWS EC2、EBS、S3、VPC ワークロードを自由に移行できる機能が導入されました。
Tesoraは長年、自社のデータベース・アズ・ア・サービス(DBaaS)がAWSのデータベース製品よりも優れているとアピールしてきました。それは、OpenStackを基盤としているため、パブリッククラウドでもプライベートクラウドでも同じように容易に実行できるという点です。しかし、StratoscaleがSymphony 3にAWSリージョン機能を導入したことで、この優位性は失われました。