驚くべきことに、最近のデスクトップはノートパソコンに比べて信頼性がはるかに低くなっています。PCWorldが毎年実施している信頼性とサービスに関する調査の今年の版では、回答者の30.7%が、デスクトップが操作不能になるほど深刻な問題を経験したと報告しています。一方、ノートパソコン所有者で同様の問題を報告しているのはわずか20%です。
サポートに関しては、デスクトップ ユーザーの 5 人に 1 人 (21%) が、メーカーによって問題が解決されなかったと報告しています (ラップトップの場合は、この割合はわずかに高く、23.4%)。
デスクトップ部門では、Apple、ASUS、そしてAlienwareの3社がトップを獲得しました。Alienwareの好成績は、ハイエンドゲーミングPCを開発するDell傘下の同社にとって朗報です。2年前、Alienwareの顧客は初期不良の報告件数が平均を上回っていました。しかし今年は、AlienwareのPCは非常に信頼性が高いと評価されています。(昨年の調査では回答数が足りなかったため、Alienwareは含まれていませんでした。)
Appleは、今回の調査で再び素晴らしい結果を示しました。Appleデスクトップユーザーは、信頼性に関する5つの指標すべてと、サービスに関する4つの指標すべてにおいて、同社に平均以上の評価を与えました。また、Appleデスクトップユーザーが問題に直面した場合でも、概ね同社の対応に満足しています。調査対象となったAppleデスクトップユーザーの9%弱が、Appleのサポートチームによって問題が解決されなかったと回答しており、これは業界平均の21%を大きく下回る数値です。
米国最大のPC販売メーカーであるHPは、今年も期待外れの結果となり、家庭用デスクトップの信頼性とサポート力のランキングで最下位に沈みました。米国で家庭用PC販売第2位のDellも、これらの分野で低い評価を受けました。
Dell と HP の全体的なパフォーマンスの低さについては、別の場所で説明します。
しかし、DellとHPが家庭用PC市場で低調だったと言うだけでは、全体像は分かりません。両社ともビジネス向けPCラインでより大きな利益を上げています。そこで今年は、DellとHPをノートパソコン、デスクトップパソコン、プリンターのカテゴリーでビジネスユーザーとホームユーザーに分けて、両社の法人顧客と個人顧客の満足度を比較しました。
予想通り、Dell と HP のビジネス カスタマーは、Dell と HP の家庭用コンピュータの所有者よりもはるかに満足していることがわかりました。
DellのプロフェッショナルPCユーザーは、Dellのサポートは問題解決において比較的優れていると評価しています。一方、個人ユーザーは、Dellの問題解決能力はせいぜい平凡だと評価しています。同様に、CompaqやHPのビジネス向けノートパソコンのユーザーは、HPの一般向けノートパソコンのユーザーよりも、自社製品の信頼性にはるかに満足しているようです。
Dellのビジネス向けデスクトップシステムは、信頼性とサービスの9つのカテゴリーにおいて、平均以上の評価を1つ、平均の評価を8つ獲得しました。一方、家庭用デスクトップは、平均以下の評価を6つ獲得し、はるかに低い結果となりました。

左のグラフのサムネイルをクリックすると、デスクトップパソコンのブランド別調査結果の概要をご覧いただけます。グラフで使用されている指標と調査方法の詳細については、「信頼できるテクノロジーブランド」をご覧ください。
このパッケージの主なストーリーでは、なぜ両社の家庭用 PC の顧客が、マシンの品質と受けるサポートの品質の両方でそれほど劣っているように見えるのかという疑問をさらに深く掘り下げます。
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