画像: インテル
携帯電話の電波が途切れたときのイライラを想像してみてください。そうすれば、インテルが次世代ネットワーク、いわゆる5Gの進化を推進している理由がお分かりいただけるでしょう。確かに、インテルはより高速なブロードバンドを支えるチップやネットワーク機器の製造で利益を上げています。消費者もまた、生活の中のより多くのものがつながる未来の恩恵を受けるでしょう。しかし、そこに到達するには、私たち全員がより広い帯域幅を必要とするでしょう。
Mobile World Congressで、インテルは5G機能の開発に向けた複数の取り組みを披露しました。VR(仮想現実)の映像はカクカクして見づらいものですが、インテルは5Gによって8K VRコンテンツのストリーミングが可能になることを実証しました。また、自動運転車が安全に走行するためには、他の車両やインフラと通信するための高速な5Gネットワークが必要であることも示しました。
スマートホームでさえ、テレビやスマートフォン(そしてストリーミングコンテンツ)、窓のブラインド、コーヒーポットに至るまで、膨大な数のデバイスがインターネットに接続されています。これを近所全体に広げれば、5Gが不可欠であることに気づくでしょう。そうでなければ、誰がインターネットを独占しているのかをめぐって争いになるでしょう。
デモが現実にどれほど近いか、スマートホーム技術をすでに利用している人の数、自動運転技術の進歩の速さを考えると、インテルがなぜこれほど急いで実現しようとしているのかが分かります。5Gの完全普及にはまだ数年かかりますが、インテルのクライアントコンピューティング担当副社長であるジュリー・コッパーノール氏は、オリンピック関連の大きな進展については2020年に注目するよう述べています。まさに実現が目前に迫っているように感じます。