
HTC Droid Incredibleは、Verizonで発売された際に米国で大成功を収めました。次世代のIncredible Sは、その性能に匹敵するでしょうか?ほぼその通りです。Incredible Sは、デザインやスペックにおいて初代Incredibleから大幅に変更されたわけではありませんが、端末全体に細かな改良や改良が加えられています。
Droid IncredibleとIncredible Sの大きな違いは、堅牢なアルミ製ユニボディデザインを採用していることです。これはHTCのハイエンドスマートフォンのトレードマークになりつつあり、私も大賛成です。ややプラスチックっぽさが残る初代Incredibleと比べて、より頑丈でありながら、よりエレガントな印象です。
しかし、一つ気になる点があります。Incredible SはGingerbreadではなくFroyo (2.2)で出荷されます。近いうちにアップグレードが提供され、米国版(もしあれば)には最新バージョンのAndroidが搭載されることを期待しましょう。
鮮明で明るい4インチディスプレイ(オリジナルの3.7インチから大型化)はHTC Senseを美しく表示し、UIは滑らかに動きます。

スマートフォン全体に渡って快適です。Incredible Sは1GHzのSnapdragonプロセッサを搭載しています。デュアルコアスマートフォンの話題が多すぎるため、1GHzはそれに比べると物足りないように思われがちですが、実際にはスマートフォンのパフォーマンスはプロセッサ速度以外にも多くの要素によって左右されます。Incredible Sは、複数のアプリを開いてインターフェースを操作しても全く問題なく動作しました。
Incredible Sは8メガピクセルのカメラを搭載し、720pの動画撮影機能も搭載しています。混雑した展示会場でカメラのテストは難しかったのですが、撮影した映像はかなり良好でした。
Incredible S は、Desire S および Wildfire S とともに、2011 年第 2 四半期にヨーロッパとアジアに登場予定です。
HTC Incredible Sを実際に使ってみた
近日公開予定のハンズオン ビデオについては、こちらを再度ご確認ください。また、PCWorld による Mobile World Congress の完全レポートもご覧ください。