写真を撮っているときに望遠レンズが震えていることに気づいたら、ソニーは超安定設計の新しいデジタルカメラを発売しています。
ソニーによれば、α7 II(ILCE-7M2)は5軸手ぶれ補正機能を備えた世界初のフルフレームカメラです。
Alpha シリーズの最新カメラには、X 軸と Y 軸、さらにヨー軸、ピッチ軸、ロール軸に沿った画像安定化機能が搭載されており、写真や動画の撮影中にカメラの揺れを排除できます。

望遠レンズで撮影すると、ピッチ軸とヨー軸の角度ぶれが発生する可能性があります。また、X軸とY軸のシフトぶれは倍率が大きくなるにつれて大きくなる可能性があります。ソニーによると、ロール軸の回転ぶれは、動画撮影時や夜間撮影時に発生する可能性があります。
YouTubeのプロモーション動画では、花などの小さな被写体や遠くの被写体をクローズアップで撮影する際に、手ブレ補正がどのように画像を安定させるかが紹介されています。ただし、5つの軸すべてが同時に補正されるため、どの軸に補正が適用されるかはユーザーが制御できません。
「これまでは三脚が必要だったような状況でも、手持ちで鮮明な静止画や動画を撮影できるようになりました」とソニーの広報担当者はメールで述べた。「このような状況でも、ユーザーはフルサイズセンサーによる美しい描写と手ぶれ補正の利便性を享受できます。」
ソニーによると、手ぶれ補正はシャッタースピードを4.5段速くするのと同等で、ユーザーはより幅広いシャッタースピードを選べるようになるという。また、露出の違いはカメラの出荷状況を追跡している日本カメラ映像機器工業会の基準に基づいていると付け加えた。
α7 IIは、2430万画素の35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサーに加え、117点の像面位相差AFセンサーと25点のコントラストAFセンサーを搭載しています。また、3インチTFT液晶モニターとXGA OLED電子ビューファインダー(どちらも手ぶれ補正された画像をリアルタイムで表示可能)に加え、Wi-FiとNFC接続機能も備えています。
手のひらサイズのこのカメラの重さは約600グラム。日本での発売は12月5日を予定しており、本体のみで約19万円(1,634ドル)となる。ソニーは日本国外での発売時期については明らかにしていない。