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Google は、Google Glass の次のステップを詰めようとしている中で、1,500 ドルの Explorer エディションの消費者向け販売を中止している。
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、このハイテクメガネは1月19日にGoogle Playストアから姿を消す予定だが、Googleは引き続き企業や開発者向けにGlassをエンタープライズ向けに販売する予定だ。Googleはまた、Glassの経営陣を刷新し、NestのCEOであるトニー・ファデル氏を同製品専用の新設独立部門の責任者に任命した。
Googleは今回の変更を前向きに捉えている。The Vergeによると、GoogleはGlassが同社の秘密主義的なGoogle Xラボでの開発から「卒業」したと述べている。しかし、ここ数ヶ月、Googleのスマートアイウェア開発にとって波乱万丈であったことは否定できない。ロイターが11月に報じたように、昨年はGlassの著名な幹部数名が同社を去り、一般向け発売の見通しが遠のくにつれ、開発者の関心も薄れてきた。
しかし、GoogleはGlassの新たなコンシューマー向けバージョンの開発を諦めたわけではない。時期は未定だが。「コンシューマー向けリリースにはこれまで以上に注力しています」と、GoogleのGlass事業運営責任者であるクリス・オニール氏は11月にロイター通信に語った。「リリースには時間がかかるでしょうし、完全に準備が整うまでこの製品をリリースするつもりはありません」
これがなぜ重要なのか:オリジナルのGlass Explorerエディションは発売から2年近く経とうとしており、これはどんなテクノロジー製品にとっても店頭に並ぶには長い期間だ。Googleはいつでも新しいプロトタイプをリリースできるものの、そもそもそうすること自体が間違いだったと認識したようだ。「Glasshole(グラスホール)」というレッテルを払拭するのは容易ではなく、Glassの内蔵カメラと目障りなデザインに不安を抱く人々もいる。消費者向けに大幅に改良されたバージョンがリリースされるまでは(それがいつになるかは分からないが)、GoogleはGlassのエンタープライズ向けポテンシャルを最大限に引き出すことに注力するだろう。