
画像: ゴードン・マー・ウン
次回のメディアセンターPC構築で新しいIntelプロセッサーの採用を計画している場合、セキュリティ対策とデジタル著作権管理(DRM)の組み合わせが、Blu-rayブルースを嘆かせることになるかもしれません。Intelは、第11世代および第12世代Coreプロセッサーのソフトウェアガード拡張機能のサポートを廃止します。この機能は、最新の4K「Ultra HD」Blu-rayディスクとプレーヤーソフトウェアのDRM機能を無効化します。その結果、あの豪華な映画は、今やありきたりな1080p解像度で再生されることになります。
Bleeping Computerの報道によると、この動きに意図的な悪意はありません。Intelは、Skylake(2015年)以降のCoreプロセッサに搭載されているSGX機能を廃止しようとしています。これは、セキュリティ研究者による一連の攻撃を受けてのことです。SGX機能はCPUの防御を突破する容易な手段であることが分かりました。そのため、この機能を廃止することで、新しいハードウェアのセキュリティが大幅に向上し(Intel側のパッチ適用作業も軽減される可能性があります)、より高度なセキュリティ対策が期待できます。また、光学ディスクドライブを所有していない、あるいは使用していない大多数のユーザーを考慮すると、これは賢明な判断と言えるでしょう。
それでも、縮小傾向にあるメディアセンターPCのニッチ市場を楽しむホームビルダーにとっては深刻な問題となるでしょう。(AMDのRyzen CPUアーキテクチャも4Kブルーレイ再生をサポートしていません。)最も人気のあるブルーレイ再生ソフトウェアのメーカーであるCyberLinkもこの問題を認識していますが、回避策については言及していません。現時点では、新しいPCで4Kブルーレイを再生したいユーザーには選択肢がないようです。古いIntelハードウェアを使い続けるか、専用のブルーレイプレーヤーを使用するしか選択肢はありません。
著者: Michael Crider、PCWorld スタッフライター
マイケルはテクノロジージャーナリズムのベテランとして10年のキャリアを持ち、AppleからZTEまであらゆるテクノロジーをカバーしています。PCWorldではキーボードマニアとして活躍し、常に新しいキーボードをレビューに使用し、仕事以外では新しいメカニカルキーボードを組み立てたり、デスクトップの「バトルステーション」を拡張したりしています。これまでにAndroid Police、Digital Trends、Wired、Lifehacker、How-To Geekなどで記事を執筆し、CESやMobile World Congressなどのイベントをライブで取材してきました。ペンシルベニア州在住のマイケルは、次のカヤック旅行を心待ちにしています。