
バラク・オバマ大統領は愛用のブラックベリーを使い続けるだろうと、ホワイトハウス報道官のロバート・ギブス氏が木曜日に語った。
「彼はブラックベリーを不正入手して入手しており、上級スタッフや少数の友人と連絡を取ることが可能となっている。その際、使用は制限され、セキュリティも強化されているため、彼のコミュニケーション能力は確保されているが、効果的かつ保護された方法で行われている」とギブス氏は述べた。
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オバマ大統領はブラックベリーを頻繁に使用しており、その愛着を公言している。しかし、政府が承認した最高レベルのセキュリティ基準を満たしていないため、テクノロジー業界は大統領就任後も同端末を使い続けるかどうか疑問視している。
ギブス氏は、オバマ大統領のブラックベリー経由での通信を承認された人物が具体的に誰なのかは明かさなかったが、少人数のグループであると述べた。また、ブラックベリーにどのようなセキュリティ強化が加えられたかについても、詳細は明らかにしなかった。
しかし、オバマ大統領は間違いなく、このデバイスに入力する内容には慎重になるだろう。「これらの電子メールはすべて大統領記録法の対象となると推定されます」とギブス氏は述べた。同法は、大統領に記録を保存し、情報公開法を通じて国民がアクセスできるようにすることを義務付けている。
「彼は、これが人々と連絡を取り合う手段であり、バブルに閉じ込められることなくそれを行う手段だと考えている」とギブス氏は語った。
ホワイトハウスの発言は、オバマ大統領がブラックベリーとは異なり、政府の最高レベルのセキュリティ要件を満たす「Sectera Edge」と呼ばれるデバイスの使用を開始する可能性があるという最近の報道を受けてのものだ。マイクロソフトの主任エンタープライズモビリティストラテジスト、ランディ・シーゲル氏によると、Sectera Edgeはゼネラル・ダイナミクスとL-3が設計し、Windows CEソフトウェア上で動作するという。
Sectera Edgeは、国家安全保障局(NSA)との1,800万ドルの契約に基づいて開発された。約6ヶ月前から利用可能になっており、国務省、国土安全保障省、国防総省、そして様々な情報機関で数万人が利用しているという。
シーゲル氏は、オバマ大統領がセクテラ・エッジを利用する計画があるとの報道についてはコメントできないと述べた。
シーゲル氏によると、米国当局がBlackBerry端末を使って機密データを送信する際の大きな問題の一つは、情報が米国外に送信されることだ。北米では、BlackBerryのメッセージはカナダにあるリサーチ・イン・モーションのネットワーク運用センターを経由して送信されるからだ。