
Adobeは、近日発売予定の写真編集ソフトウェアPhotoshop CS6の無料ベータ版をプレビューとして公開しました。Adobeにとって初の試みとなるこの無料ベータ版では、インターフェースが全面的に刷新され、虹彩ぼかしやティルトシフトといった便利なツールが搭載されています。正式版は今年中に発売され、新規ユーザーは700ドル、アップグレードユーザーは200ドルからとなります。
Photoshop CS6ベータ版はPCとMacの両方でダウンロード可能です。インストールと使用にシリアル番号は必要ありません。インストールプロセスを開始すると表示されるようこそ画面で「試用。Adobe Photoshop CS6を期間限定で試用します」を選択するだけです。
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Adobeによると、最終リリースではCS5と比べて新機能が60%増加し、テキストブロックを埋めるための「Lorem Ipsumを貼り付け」オプションなど、ユーザーからの要望に応えた機能も約65点追加されるとのこと。まず目につくのは、新しいユーザーインターフェースがかなり暗くなったことです(ライトグレーに戻すこともできます)。ただし、お気に入りのツールのほとんどは以前と同じ場所に配置されています。
Adobeが先月デモを行ったPhotoshop CS6のクールな新機能の一つに、「コンテンツに応じた移動とパッチ」ツールがあります。この機能を使うと、画像内の領域を選択して複製し、同じ写真内の別の領域を塗りつぶしたり、オブジェクトを選択して画像内の別の場所に移動させたりすることができます。移動したオブジェクトの背後にある背景は自動的に塗りつぶされます。

Photoshopファイルで多くのレイヤーを使用している場合は、色、名前、モードでレイヤーを検索できる機能が便利です。カメラで動画を撮影する場合でも、Photoshop CS6内で同様の基本的な編集を行うことができます。オプションには、色と露出の調整、レイヤー、境界線、テクスチャ、フィルター、オーディオトラックなどがあります。
Photoshopに待望されていた機能がCS6でついに登場しました。バックグラウンド保存機能です。ファイルに変更を加えるたびに手動で保存する必要がなくなります。また、チルトシフトやアイリスブラーなど、モバイル写真アプリで人気を博した機能は、フィルターメニューから組み込みエフェクトとして利用できるようになりました。
Adobe のダウンロード ページから、無料の Photoshop CS6 ベータ版を試すことができます。
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